簡単な宇宙論ほど難しいという話

目を閉じて横になるだけでも
睡眠の半分の効果はあるらしい。
今回は私の脳内メモなので
読んでもあんまり面白くない(意味不明)と思います。
私の思考ログってことで。
ディスカバリーchのホーキングの特集を見てて
なんか感覚的に違うなーと思ったこと。
宇宙はビッグバンから始まった。
しかし、その始まりというのは実は始まりではなく
ひとつの節目に過ぎないとのこと。
いわゆる無境界仮説というやつ。
宇宙の理論というのは
宇宙がどんな感じで構成されていったのか?
ということと、
宇宙がどう始まって終わるのか?
という、大きくこの2つを語ること。
後者の方が境界の話になるわけだけど、
ホーキングは、そんなもんないよ、といってる。
まぁ、それは良い。
もうひとつ。
超ひも理論ってやつがある。
超ひも理論自体はまだ仮設の域を出ていないけど、
これを支持する科学者は多い。
なぜかというと、
量子力学と相対性理論の両方の性質を
その理論の中に(必然的に)含んでいる
というところが一石二鳥感があって
科学者には“おいしそう”にみえるんでしょうな。
ただ、この理論は超対称性の理論を前提にしているので
そっちの論証がまず先決。
超対称性については
うわさのLHCによってその正しさを実証する動きがあるので、
実験が成功し、かつ余剰次元の存在が確認されれば
先に話が進められるってことになるんでしょう。
余剰次元ってのは
超ひも理論でいわれている3次元以上の次元のこと。
最低でも6次元は余計にあるはずだといわれている。
私たちの生活しているこの世界(の認識)では
上下、左右、前後という3方向の空間広がりとして感じる。
まぁ加えて時間をつければ4次元。
でも、さらに多くの次元があるはず。
宇宙というのは、いくとこまでいったら
行き止まりの壁があってそれ以上進めなくなってるのか?
なわけない。
地球上に暮らす私たちは
その球面上でどこまでいっても行き止まりになることはなく、
ずっと同じ方向へ進んでいれば
ぐるりと回って同じ場所にたどり着くことになる。
それを平面という2次元で考える限り
なぜ自分が同じ場所に戻ってきてしまったのか
その理由を知ることはできないわけだけど、
3次元の球という事実を知れば、
同じ方向へ進めば同じ場所へ戻ってくるということは
一目瞭然で理解できる。
宇宙を考えるとき
3次元という視野では狭いのであって、
もっと高い次元を考慮する必要があるんじゃないかなぁ
ということは、上の話から何となくわかる。
で、科学者たちはそのことに関して
「その余剰次元は3次元に住む我々にはみえないのだ」
というんですな。大抵。
でもね。
その余剰次元がみえない、というのは
感覚的にだけど、違う気がするのよね。
実は、見えてるんじゃないの。
見えてるのだけど、無視している。
あまりに当たり前すぎて誰も突っ込まない何かの中に
その答えがポトリと落ちてるんじゃないか。
そんな気がするんだよね。
いや、余剰次元の話に限らず
物理現象、というか自然現象というのは須らく
語られる以前から(最初から)そこにあるものでしょ。
ニュートンが万有引力の法則を見つけなくても
リンゴは上から下へ落ちるわけです。
もし宇宙がそのような構造であるとするなら
見つかってみて「あーそうなってるね」という話になる。
さすがに9次元とか11次元とか見えるわけネェ
と思うかもしれないけど、
見えるような(てか、解るような?)気がしなくもない。
宇宙は何もかも最初はひとつだった。
力も物質も空間も(時間も?)
存在するとされるいろいろな概念オールスター全部が全部
なにか唯ひとつのそういうモンだった。
という話から始まって、
そのパーフェクトなものがガチャンと音を立てて壊れて
力やら物質やら空間やらというものに分離した。
その力や物質もさらに何種類かに壊れてって、
どんどんいろんなものに分離していって今のような
いわゆるカオスな状態になったのだ。
今の宇宙論は大体そんな感じ。
宇宙を語るといった場合、
その成り行き(壊れ方)を語ること、
つまり将来どうなるかを語るのと同じになるんだけど、
それと、その壊れる前がどんな状態だったか
ということを語るという仕事がある。
それは、上で書いた成り行きと境界ということと
同じ話になると思うのだけど。
で、どちらかというと、
壊れる前を追求する方に苦戦してると思うんだけど、
もとがそう複雑なものでなく、シンプルなものであるなら
予想以上に簡単にソレを見ることはできるんじゃないか。
エライ歪な格好をしたガラス細工が壊れたら、
それがもともとどんな形をしていたか知る術はほとんどない。
でも、だたの球形をしたガラス玉だったとしたら、
よほど粉々に砕けていない限りは
何となーく丸いんじゃね?ってわかるんじゃないか。
あー、逆かなぁ。
ちょっと複雑な形をしていてくれてた方が
元の形に組み立てやすいのか。
真っ白なジグソーパズルが難しいのと同じで。
どこまで壊れているかにもよるかも。
とにかく、人間の思考って、どうもデフォルトで
すんごく回り道をするような回路が組まれてるような
そんな気がする。
実は、猿や犬猫の方が、下手すると虫や植物の方が
宇宙の真実を知ってたりしてね。
実際、総体として人間は賢い生き物とは思えないよなー。。

コメント

  1. たいら より:

    素人の質問。
    俗に言うパラレルワールドがあったとして、
    そこが3次元で、でも同じ時間の経過の仕方をしていたら
    3次元+時間+パラレルの3次元で7次元ってなるのですか?
    って、そんなわけないか…。
    そもそもが、パラレルとか全然理解してないので…
    たまにAF系のお話で、パラレルワールドってありますが、
    あれは、同じ時間の経過の仕方をした上での世界ですよね…?
    # こっちの1秒はあっちでも1秒という意味で
    訳分からずですみませんorz

  2. 月影 より:

    月並みな例えでいうと、
    遠くから見ると一本の線(1次元)にしかみえないものが
    近づいてよくみたらチューブのような構造(3次元)だった
    という話になりますか。
    パラレルワールドはパラレルワールドですね。
    次元というのとはまた違う話になるかと。
    並行世界の話は、SFによっても解釈が違うし、
    宇宙論や物理学でもその類の考え方は何種類かありますね。
    宇宙はいくつもある、というマルチバースの考え方とか
    可能性の限り世界がある、という多世界解釈とか。
    宇宙が1つしかない、というのもある意味傲慢な考え方であって、
    宇宙自体もいっぱいあるのかもしれませんね。

  3. たいら より:

    なるほど納得です。
    確かに宇宙が一つって言うのも言い切れないですねぇ…
    3次元よりもっと高い次元って、どんな感じなのでしょうね。

タイトルとURLをコピーしました