この第一声はホームページの方にも書きましたが…。
いつかはくるのは分かっていたことなんですけどね。
ドラえもんの声優陣がガラリと変わるそうです。
テレ朝も、まだはっきりとは発表していないみたいだけど、
ドラえもん(大山のぶ代)
のび太(小原乃梨子)
しずか(野村道子)
ジャイアン(たてかべ和也)
スネ夫(肝付兼太)
- 敬称略 –
このレギュラー5役の交代はどうやら確実のようです。
考えてみれば、アニメドラは始まってからもう25年。
みなさんもう70近い年齢です。
そんな方々が子供たちのヒーローヒロインたれるわけですから、
これはそれだけで凄いことだと思うんですよね。
といいながら、正直、最近のアニメドラはほとんど見ていません。
それは、生活に余裕がなくなってきているのもありますが、
作品そのものにあまり魅力を感じなくなってしまっている、
…というのが本音です。
原作者の藤子F先生が亡くなられてからのアニメドラは、
過去作品の焼き直しか、二番煎じでしかない…
こういう議論は、もう散々とある場所でやってきたので、
あえてここでは書きませんが、
とにかく、それを「見たい」と思わなくなったということです。
現状のアニメドラは、方向性が極めて曖昧と感じていました。
藤子F色を残そうとしつつ、新しい要素も入れてみる。
それは、既に藤子Fドラではないのですよね。
でもそうせざるを得ないのは、従来のドラファンを維持しつつ、
これからの新しい世代も取込んでいかなければならない。
おそらく、そんなところだろうと。
今の子供たちは、幸にそんなドラをかなり慕っているようで、
毎年の映画も、そこそこ人気をあつめています。
だから、そろそろ、ターゲットを絞ってもいい頃じゃないか。
そうして、おそらく新生アニメドラは、
これまでのドラとは全く違った方向にいくのではないかと。
私は古くからの藤子Fファンですが、
今回の交代は、むしろその方が潔くて良いと思います。
それはドラえもんじゃない、というものにもなるかもしれませんが。
「ドラえもん」というネームバリューにすがるのは商業戦略でしょう。
それでも、ドラえもんという国民的英雄(?)が生き続けるのは、
悪いことではない気がします。
実際は、
今までドラは、私が本物のドラだと思っているそれは、
もうこれ以上変わって欲しくないんですよね。
大山さんをはじめとするドラ声優陣は、
そんな本物のドラを暖めてくれている人たちなんです。
私にとってはね。
ドラえもんファンのひとりとして、
交代される声優の皆さんには感謝してもしきれません。
アニメの世界で、本物のドラを完成させた偉人たちですよ。
藤子F先生は、あるインタビューでこんなことをおっしゃってます。
—
ある彫刻家が言っていました。自分が作るんじゃなくて、空間にその作品は既に出来ていて、自分はそれを取り出すだけなんだと。ぼくもそんな気がしているんですよ。たとえば、オバQの毛を、最初、モジャモジャ書いていたのは、ぼくがオバQをよく分かっていなかったんだと思うんです。書いてるうちにそれがわかってきた。オバQは本来3本の毛であるべきで、それをやっと正確に書けるようになったということだと思うんです。
ドラえもんにしても、のび太にしても、登場人物が一人歩きするというのは、全くその通りで、収まってみると、彼らは本来そうあるべきだったんだという感じがする。ですから、これからも、彼らの正確な姿を写し取っていくようにしたいと思います。
—
多分、今の声優さんたちは、
かなり正確にドラえもんの世界を写し取ってくれたと思いますよ。
少なくとも、私はそう思います。
25年間、本当にお疲れ様でした。
この記事は[さようなら、ドラえもん]へのトラックバック返しです(TB謝謝)。
コメント
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