さて、いよいよ今年も終わりです。
いやー、早かった。思い返せばこの一年、ずっと仕事だったね。今年というか毎年か。この業界失敗だったかなあ。もともと強電の道を歩もうとしてたのに、こんな情報技術の道に入ってきたのは、ひとえにあの就職難のせいで。何社回ったんだろう。少なくとも10社以上は回ったね。受けては蹴られ受けては蹴られ、ようやく拾われたのが今の会社だった。そういう意味ではありがたいことだったんですけどね。無職になることだけは避けられたので。
今年は、何か良いことあったかなぁ。何か……何か……
だめだ。楽しみといえばゲームくらいだった。それを良いことと位置付けるかどうか。旅行とか行くわけでもなし、ライブみたいな大きいイベントに行くこともなし、アウトドア的な趣味もないので、本当に室内で遊ぶかそのへんで飲むかくらいの楽しみしかない状態が続いてる。いわゆる引き篭もりですね。
何かを楽しいと思うことと、それが有意義で充実したものであるかということは、別の話なのかもね。つまり、後で思い返して、それが「ああ良かったな」と思うことができることが一般的に良いことなのだろうと。その場の楽しみというだけでなくね。ひとりで遊ぶゲームは、確かにやってる間は楽しいわけですが、その楽しみはあくまでその場の楽しみ。オンラインゲームの場合は人との出会いもあるから、一概にそうとばかりもいえないんですが、その相手は結局ネットの向こうの不特定多数なので、本質的にはひとりで遊ぶゲームなので同じだと思う。
とにかく、人間は一人よりも複数人で、より大勢で何かやるのが楽しい生き物なんだよね。まあこれは人間に限らないとは思うけど、人間は他の動物よりもより社会的な生き物で、要は自分以外の人間と情報交換をしながら生きることに重きが置かれている生物だろうと。人間は言葉が使えて、言葉を使えるというのは、お互いに何か意思を疎通し合いたいという志向がある生き物かもしれない。
来年はもっと人と繋がりたいな……なんて思うけど、それには自分が動かないとダメなんだよね。