ファイナルファンタジーXIについて

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今何をやっているかというと、EURO2004に盛り上がったり冬ソナに萌えているわけでもなければ、イラク情勢だ年金だ参院選だとかいう話に興味があるわけでもない。いや、あるにはあるんだけど。今のメインタスクはゲームだったりする。ファイナルファンタジーXIというゲームにハマっていると。やり始めてもう2年は経つというのに、まだハマっているわけですよ。
何がそんなに面白いのか。
知らない人の為に説明をすると、FFXI(と略す)は、いわゆるMMORPGというゲーム。マッシブマルチプレイヤーオンラインRPG。要するに、たくさんの人がオンラインで一緒に遊ぶRPGということ。
MMORPGの特徴として、それがオンラインなのは言うまでもないけど、従来のRPGと違うのは「最終目標がない!」ということ。つまり、RPGといえば大体ストーリーというものがあって、それに沿って話を進めていって、最終的に悪者の親玉みたいなのを倒せばゲームクリアとなっていたわけですが、MMORPGにはそれがない。物語は、プレイヤーがそれをやり続ける限り、もう永遠に続く。
そこで、今までのFFやドラクエのプレイヤーたちは「そんなゲームの何が面白いの?」というわけで。かくいう私も最初はそう思っていました。
しかし、やりだすと、これがハマる。多分、それをやってない人には、どんなにその面白さを説いてもわからないと思う。実際やってみて初めて分かる。そして分かったときにはもう手遅れ。中毒状態です。逆に、やっても面白さが分からない方が幸せかもしれない。
「最終目標がない」というのは、裏を返せば、「目標はいくつでもある」ということになるのね。MMORPGでは、目標というのはそれぞれのプレイヤー次第で、自分の好きなことを達成したり極めたりするのが主になる。しかも、その極めた成果は、即座にオンラインで他のプレイヤーにも共有されるわけで、それが高度であればあるほど優越感に浸れる。つまり、ゲームの中でヒーローになれると。
従来のFFでもありましたね。キャラ育成型のVあたりなんか、いろいろなジョブに転職できて、そのアビリティをたくさん身につけて極めていく。そうして強くなると、強い敵とも戦えるようになって、オメガウェポンとか神龍とかを倒すと、それは学校などでちょっとした自慢話のネタになった。そういうのを倒すと、通常では手に入らないレアなアイテムとかが出たりする。
それがオンラインになったと。
FFVでは、どんなに強い敵を倒しても、結局最終目標はひとつで、ラスボスを倒せば話は終わりなわけです。キャラを育成していくら極めても、その目標自体は、もっと低いレベルでクリアできるので、キャラを育成する意欲というか、そういうモチベーションも中途半端だった。いくら強くなっても、敵の強さはかわらないわけですからね。もっとも、それでもとことんまでやり込む人もいましたが。
FFXIの場合、バージョンアップによってどんどん世界が変化する。ストーリーやボスクラスの敵などもいますが、それをクリアしても、また次のアップで世界は一変し、新たなストーリーやボスが現れてくる。これは“ドラゴンボール”ですね。悟空はどんどん強くなる。強い敵がどんどん現れる。さらに悟空は強くなる。さらに強い敵が、といった具合に。
あと、オンラインだとコミュニティという要素もあり、人と人とのコミュニケーションというのも重要になります。
MMOの世界には、自分以外にも中身がプレイヤー(人間)というキャラがいるのは先述の通り。ゲームを進める上でこのPC同士の協力プレイというのがキモになってくるわけだけど、ゲーム以外での会話、雑談みたいなものもあったりする。インターネットのチャットや掲示板でコミュニケーションするのと同じ要素があるということ。仲の良いプレイヤー同士で集まってグループのようなものも形成できる(FFXIではリンクシェルという要素があります)。そういう仲間でわいわいやるというのも大きな楽しみのひとつなのですね。
いろいろな要素があって、FFXIは面白い。
その世界のキャラというのは、もはや別世界の“もうひとりの自分”なのね。その“もうひとりの自分”は現実世界では実現できないいろいろなことを実現できる。剣でモンスターをぶった切ったり、派手な魔法で悪者を圧倒したり、職人になっていろんなものをつくったり。これは、現実逃避に近いものがある。その世界がもう一つの現実だと思うと、そちらの自分の育成に力が入るわけで。
今までもちらちら触れてはきたけど、せっかくブログにしたことだし、これからはFFXIの中での話もちょいちょいしていこうかなと。

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