さらっと流されそうな話題だったけど、
今の菅首相、菅政権の本音が出たニュースがあったので。
菅首相、与野党9党首討論のテレビ出演拒否
「1対8なら吊るし上げになる」と逃げる
(sankei.jp.msn.com)
一応、新聞各社はこのことを報じてるみたいだけど、
やっぱり記事の端っこにチンマリと書かれてる感じ。
もし自民党政権だったときに首相がこんなこといったら、
どんだけ問題になったことか(マスコミ的に)。
おかしいなぁ。おかしいなぁ。
さて、記事中のカン氏のセリフ部分を抜粋します。
「最近、菅は『議論を避けている』と野党が言っているが、とんでもない。
いつでも1対1の真剣勝負ならやる。1対8の議論は議論ではない。
下手をすると吊るし上げになる」
翻訳します。
「最近、菅は『議論を避けている』と野党が言っているが、当たり前だ。
1対1だろうが1対8だろうが、議論とかしたら折角の支持率が下がってしまう。
下手をするとオレの正体がバレる」
これって、自分が何かいったらボロが出るんだということを
堂々と宣言してるようなものですよ。
野党は、当然ときの政権に批判的なことばかりいうもの。
でも、自分が信じる政策がしっかりあるのなら、
野党は納得させられなくても、国民にそれを訴えかけようと思うはず。
それができないということは、
政治家としてのそういう信念がないか、政策の根拠がないか、
そもそも政策そのものがない、政治やる気なしってことですよ。
結局、選挙が大事な民主党。
個人的に、消費税増税の議論は、今あっても良いと思います。
去年の衆院選で消費税は上げないといってたのは、
ただ単に自民党の政策に反対したかったからでしょう?
それも問題だけど、この際それは置いといても
カン氏の増税発言の本当の問題は、その根拠がないことです。
自民党もいろんな学者もみんな消費税増税は必要といってるし、
確かに財源ヤバイし、国民もそんなに抵抗なさそうだし、
増税しないといって増税したら選挙の後で鳩の二の舞だし、
とりあえず消費税上げるかもしんない、とかいっとくか。
とか、そんなところでしょう。
その消費税で何をやるのか、どういう計算でその税率なのか、
それをやった結果国民の生活はどう変化するのか、
そのへんの見通しや計画性が、おそらく彼にはほとんど無い。
だから、何か突っ込まれたら答えることができないか、
その場の思いつきで何か出任せをいうしかなく、
それだと、きっと失言するだろうから、議論自体したくないと。
カン氏がそういう人だということは大体分かってるんだけど、
選挙で投票する国民たちが果たしてこういうことを
ちゃんと認識できてるかどうかが、すごく不安。
このニュースも新聞の隅っこの記事だし、
ましてテレビとかじゃ放送すらされないからなぁ。
悪党政党も問題だけど、騙されやすい国民も問題。