秋というのは訃報が続くイメージがありますが、
この人も遂にというか。
筑紫哲也さん死去、ニュースキャスターで活躍
(nikkei.co.jp)
左寄りだとか、ひとりで争論してる人だとか
何かいろいろいわれてたみたいですが、
メディアで持論を展開するという職業である以上
あちこちから叩かれるのは宿命ですからな。
私の中で彼は、昨今のニュースキャスターの中にあっては
わりとマトモなコメントができる人という位置づけでした。
筑紫氏のコメントには
いつもそういうだけの根拠や理由となる知識があって、
これはこうだから自分はこう思うんだ、ということを
自分の言葉で伝えられてた人だったという印象。
筑紫氏の話全部に共感できてたわけじゃないけど、
「なるほどね」と思わされる話は結構あって
(実際、私にとってはそこが大きいと思うけど)
的確かどうかはともかく、話自体は興味深かった。
実は私、NEWS23は中学生の頃から見てました。
私がニュース番組なんてものをマトモに見始めたのは
このNEWS23が最初だったんじゃないか。
中間、期末試験の勉強とかしてても、
その時間になったら23だけは必ず見てました。
社会に出てからも、時間までに帰宅できたら
必ずTBSをつけてたし。
(さすがに録画まではしてないけど)
そんな具合で23を見ることは私の日常だったんだけど、
去年筑紫氏が降板してから、全く見なくなったのよね。
何か、他のキャスターのコメントって
ただ余計だとしか思えなくなってしまった。
後継キャスターである後藤氏のコメントも何度かみたけど、
彼の場合、何も知見がないというか、
大衆がそう思ってるだろうことをわざわざテレビで喋ってる、
そんな感じ。
そうなってしまって、
もうニュースにキャスターなんかいらないと思うようになった。
ニュース番組は出来事だけ伝えてくれれば良い。
それについて何を感じるかは視聴者に任せてくれと。
最近、深夜版はテレ東のビジネスニュース見てます。
あとはNHKとか日テレNEWS24みたいなベタニュース。
もうそんなんでいい。
こうしてみると、私は23でニュースをみるというより
筑紫氏のコメントを見てたってことかもね。
とにかく、お疲れ様でした。