七五三

新しい部屋の契約を済ませてきた。
何とか今の貯金の範囲内で事が済んだ。残高ほぼゼロである。それでも引越しにさらに金がかかるわけで… これでボーナスなかったら死んでるな。
帰り道、ある神社の前を通りすがったら、どうも一張羅を来た母子がちょろちょろしている。この時期、入園式や入学式でもあるまい。そうか、七五三の時期なのだ、と思った。
しかし、七五三という行事の意味を知っている人が今の世の中に一体どれだけいるのだろうか。
七五三というのは、女の子は数えで七歳と三歳、男の子は五歳になると、よくぞここまで成長した、というお祝いと、今後の厄祓いの意味で神社に参拝する行事。
おそらく、みんなそんなことはどうでも良くて、とにかくそういう行事をやっとくもんだとやっているんだろうな、と。なぜ、女子は七歳と三歳で、男子は五歳なのか?なぜ数え歳なのか?そんな疑問すらきっと浮かばないだろう。とにかく「七五三」というお決まり事として認識されているだろう。子連れの人たちを見ながら、何となくそんなことを思った。
母親が娘をデジカメで「ピッ」と撮影していた。「カシャ」ではない。時代だなぁ。そういえば、私も七五三の写真を撮ったのだろうか。そんな記憶はすっかりないのだが…

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