[時事/ニュース] 同時多発テロ

以前ネットから送ったキャリア採用の書類選考の結果、残念でしたのお知らせ。はい、知ってました。まぁ、またチャレンジしてみますよ‥‥。

さて、大事件。アメリカの世界貿易センター(WTC)とペンタゴンに飛行機が突っ込んだとか。WTCは1993年にも爆弾テロに遭っていて、今回は二度目とのこと。さらに今回は、世界最強の軍隊である米軍の本丸、国防総省までがアタックされてしまった。

結果だけ見れば、ああいう計画をすること自体は誰でも可能だ。複数人で銃器を持って飛行機をハイジャックすれば、それをビルなり何なりに突撃させれば良いだけだ。ただ、普通の人はそんな発想力も実行力もない。飛行機を複数ハイジャックし、自爆攻撃をしかける。それをやる動機と強い意思、実行犯に計画を遂行させる組織力、命を投げ売っても良いと思わせるだけのトップのカリスマ。それだけの要素が結集して初めて実現する。そういう意味では、誰にでもできるものではないともいえる。

テロリストたちの気持ちなんて知る由もないけど、今回の場合、アメリカという国がターゲットにされていたことは明らかなので、これはアメリカに対する相当な強い恨みによるテロなのは確か。おそらく、標的となったWTCやペンタゴンで犠牲者が出たとしても、手を下した自分たちに罪はなく、自分たちにそうさせたアメリカという国家の指導者が悪いのだ、というような主張をするだろう。

これは、国家間の戦争における当事国が、当該戦争の非は相手国にある、と主張するのにも似ているが、戦争は主に領土や権利を巡って衝突するのに対して、テロは対象の国にいわゆる天罰という恐怖を与えることが目的になっている点が異なる。ゆえに、その破壊行為が実行された時点で、そのテロは成功であり勝利なのだ。また、戦争は主に当事国の軍同士の戦いであるのに対して、テロは最初から民間人を標的にしている。

そのテロが、いまこの時代の事実上の覇権国であるアメリカの中心で起こったというのは、ある意味その他の国でもそれが可能であるという証明になってしまったし、それによって世界中を恐怖に突き落としたといっても良いかもしれない。

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