新PCがやってきました。
今のPCをつくったのが、過去の日記をたどってみると
大体2002年から2003年あたりの話のようなので、
6、7年前ということになりますか。
昨今のハードウェアの、ソフトもだけど
その更新サイクルをみると、6年前のPCというのは
やっぱり前世代を通り越して前々世代、あるいはもっと
かなりレガシな部類の機械ってことになりそう。
早速その“おニュー”(死語)のPCを動かしてみた。
もうね。絶句。
早いし、静かだし、いろんなものはサクサク起動するし
ニコ動とか今までCPU100%がざらだったのに、
ちょっと重めの動画を開いても10%いくかどうか、みたいな。
なるほど。
こういう昨今のコンテンツは、最低スペックを謳いつつも
基本的に昨今のハードウェア性能をもってご覧ください
ってことなんですか。
最近は、前世代でも、Dual Core な CPU なんて当然しょ?
なんて認識なのかも。
仕事柄、私らのつくるクライアントソフトなんてのは
古い機械でもそこそこ快適に動作することが求められるんだけど、
そこを基準に新しいコンテンツ分野も見ちゃいかんのでしょう。
で、具体的にどういう性能になったかというと。
○CPU → Intel Core i7 860(2.8GHz。4コアでそれぞれHT)
○メモリ → 4GB
○GPU → GeForce GTS 250(メモリ2GB)
○HDD → 64GBのSSD + 1TB
○光学ドライブ → BD-RE/CD/DVD-ROM,RW,RAM,VIDEOコンパチ
○OS → Windows 7 Professional(32bit)
ちなみに、今のPCはどうかというと。
○CPU → Intel Pentium 4(3.2GHz。一応、HT)
○メモリ → 512MB
○GPU → GeForce 6600(メモリ128MB)
○HDD → 3ドライブ合計で200GB程度
(前回100GB程度と書いたけど、20GB→100GB換装してた)
○光学ドライブ → CD/DVD-ROM,RW,RAM,VIDEOコンパチ
○OS → Windows XP Professional
まず、CPUが、何世代も飛び越えてます。
そりゃ雲泥の差が出るよね。
クロック数は現行Pen4の方が大きいけど、シングルコア。
一応、HT対応してるので、擬似的に2スレッド動作ですが。
(OS側からは2コアにみえる)
対するi7は4コアで、それぞれのコアがHT対応してるので
8スレッド(擬似8コア)なんですね。
PS3のCellが8コアスゲーとかいってたのに、
擬似とはいえ、PCも当たり前に8コア時代ですよ。
今のIntelの最高グレードでいえば、i7 960なのかな?
そっちのがクロック数が高いみたいなんだけど、
これも値段がだいぶかわるので、そこまではいい。
ちなみに、最近出たCore i5というのは、
i7と同じく4コアなんだけど、HTがはずされているので
ソフト的にもそのまま4コアなんですね。
(その分廉価であると)
で、メモリ。
現行が1GBにも満たない環境だったことを考えると
まぁ、今回の速度アップも宜なるかな。
GPUは、私はPCでゲームとかあんまりやらないので
あまり高性能でなくてもよかったんだけど、
今後のマルチメディアの発展みたいなことも考えて
ちょっと良さげなものをつけました。
今の GeForce の最高グレードは GTX なんだけど、
それを選ぶと値段が1万~2万くらいかわってくるので
ちょっとだけ妥協。(とはいえGTSは十分な性能のはず)
HDDは、今回メインにSSDを持ってきた。
これだけで、OSの動作がかなり速いし、
何せディスクの駆動音がないので静か!
データディスクは従来通りHDDですが、
これも容量は大幅アップで、今までのより静かです。
データ保存するときはHDDにアクセスするんだけど、
作業は全部SSD上になるので、基本的にHDDの音は皆無。
というか、メモリが大容量になったので
仮想メモリへのスワップということ自体が発生しない。
今のところね。
で、光学ドライブは、Blu-ray 書き込み機能をつけた。
これが大きな違いかな。
DVDが各仕様に一通り対応してるというのは
現行PCもそうなので、そこは変わらず。
まぁ読み書きの速度とかは、
よく見てないけど現行のよりは速いんじゃないかと。
そういえば、最近、光学ディスクの何倍速ってのは
あんまり気にしてみなくなった。
前は、3倍速、6倍速とかで「すげぇ」とかいってたのに。
今は24倍速とか?シャア専用どころじゃありませんね。
そしてOSね。
これが今回PCを新調しようと思ったきっかけなわけですが。
まんまとゲイツの罠にハマってあげました。
Windows 7 ですが、見た目はほとんどVistaですね。
XPとは違うというのは一目瞭然だけど、
(使い辛さに定評のある)Vistaとの違いがあまりない?
ようにもみえる。
大きな違いは、内部実装ですね。
もちろんUIの改善もいろいろあるようだけど、
Aeroの描画も、VistaではMILという特殊な方法でやってたのを
7 ではDirectXを使った描画に変えてあるのだとか。
これだけでメモリ消費量がだいぶ落ちてるようです。
てか、個人的にはAero機能あんまりいらないんですが。
使ってれば、そのうちこれが普通になるんだろうか。
すでに従来のWindowsになれてしまってる私らは
Vista以降の新しいUIに違和感を感じるんだけど、
PCをこれからはじめるという人にとっては、
確かに、VistaのUIの方が直感的にわかりやすいかもね。
あと、まさにだまされたのは、XPモード。
OSが変わって動かないハードやソフトは
XPモードとやらがあるなら、そっちで動かせばいいだろう
なんて甘い考えだったんだけど、
このXPモードというのは、実は仮想PCなんですね。
要は、XPのエミュレータ。
なので、デバイスに依存しないソフトはOKなんだけど、
デバイスが絡んでくると、およそ動かないっぽい。
そのデバイスがUSBなら大体大丈夫みたいだけど、
PCIとかに挿してるやつを制御する系のソフトは駄目ですね。
いや、無理やりやれば駄目なことはないけど、
正式な、お作法に沿った動かし方ではなくなる。
Vistaのドライバがある場合はそれを使えば動く、とか、
中にはOSを判定してインスコからできなくしてる
ソフトとかもあるんだけど、それも
デバイスマネージャから更新インストールするとか
ウラワザを使えば入れられなくもない、とかね。
(実際、それである程度動く)
ただ、Vista以降のOSにはないAPIを使ってるようなソフトは
ほぼ駄目ですね。
今回の私の例でいえば、TVキャップチャボードなんですが
アプリまではXP用のを無理やりインスコできたんだけど、
DirectShowが古い!って怒られて、肝心の絵が出ない。
いや、古いんじゃなくて、新し過ぎるんだけどね。
キャップチャボードはアナログのやつなんで
いずれ地デジ対応に変えようかと思ってるんでいいんだけどね。
BDもつけたので、そっちから取り込みでも良いし。
んで今は、現行PCから新PCへデータ移行作業中です。
Windows 移行ツールというのがあって、
これがプロファイルからデータから何から丸っと移行してくれる
とのことで、それを使って現行PCからデータ吸出し中なんだけど、
これが昨晩の20時くらいからはじめてて、翌日昼過ぎの今現在も
まだデータ吸い出してます。
そして、完了までの予想時間が現時点で22時間!
おいおい、終わるの明日の昼ごろかよ。
これなら普通にIDEケーブルでスレーブにくっつけて
ファイルコピーの方がはやかったかも?とも思ったけど、
想定容量が100GBを超えてるので、そのくらいになるのかな。
ファイルコピーじゃプロファイルがコピれないし、
一応、MS殿ご指定の正規の手順でやっときますか。
PC新調すると、もうこれが一番面倒いですね。
あとデータだけじゃなく、
現行PCに入れてたソフトも新PCにインスコしないといかんし、
しかもその中にはWin7で動かないものもあるだろうから
その対応や代替ソフトとかも探していかんといかんし。
さらに私の場合、現行のハードを新PCへ移行できないかと
昨日1日、PCをバラしたり組み立てたりしてる段階で
現行PCが起動しなくなったり、勝手に再起動が現象再発したり
いろいろあって、もうかなり疲労困憊。
でも、やっとこれで快適にニコ動が見られるぞッ!
(そこかい)
コメント
僕もこの間PCを新調したんですが、僕のは「壊れたからとりあえず買った」だけ(AthlonIIx4)なのに対し、月影さんのは…すごいですね。
ゲームだけでもPS3.4くらい行ってそうだし、特にSSDが羨ましくてたまりません。相場、50%くらいにならんかしら…。
私の場合、PCは1度買い換えたら5、6年は使い倒しますから(今までの感じだと)、買うとなれば、その時点で一番納得できる構成にしときたいんですよね。
SSDも、本当は128GBとかにしたかったんですが、そこはさすがに財布が苦しかったです。ただ、もう大分普及してきてるし、もう少し待てばガクッと値も下がるんじゃないですかね。