原発作業の実態

このスレを読んでみる。(まとめだけど)
原発作業員だけど暇だから構ってくれよ
(キニ速)
こんな考え方の人ばかりでもないと思うけど、
それでもイヤイヤ現場にいる人って
実は世間でいわれているほど多くはない気がする。
東電の下請けの下請けの派遣作業員で、
お上から行けといわれたから渋々現場へ行っているんだ
というイメージで語られることが多いんだけどね。
イヤなら断れば良い話。
実際、割りと普通に「それが仕事だから」という理由で
やってる人が多いんじゃないか。
ああいう職場だし、正義とか使命とか
そういうのを感じながらやってる人もいるんだろうけど
日本人の場合、そういう人って何となく少なそうな…。
現場で体調を崩す人が出ると、
世間は放射線との関連をまず疑ってかかるのだけど
あれは放射線というより、仕事内容で凹んでる印象。
瓦礫撤去となれば重労働だろうし、
地域の調査や除染も、ずっと重い機材や薬品を背負って
広範囲に動きまわるわけだから大変な作業。
しかも、それをどこまで、或いはいつまでやれば良いのか
終りが見えない仕事を、定時も休みもないような状態で
ずっと強いられれば、そりゃ体調も悪くなる。
我々の用語でいえば、デスマ。
減らないタスク、増え続けるバグ、刻々と変わる仕様
終わりの見えない不毛な戦いが延々と続くそれは、
体力的にも精神的にも相当に堪える。
彼らの場合も、むしろ彼らの場合こそ
まさに“デスマーチ”の名に相応しい状況なのかもね。
まだまだ計画的にやれるような作業でもなさそうだし、
手を付けられるところからやってるという感じか。
かつ、実際に放射線の被害を受けないまでも、
その恐れを常に感じながら作業をしてるわけだから
精神面でのダメージもかなり大きいはず。
政府もほぼ東電に丸投げ状態だし
東電も現場に丸投げ状態だろうことは想像に難しくない。
ホント、現場の皆様には頭が下がります。

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