阪神が元気なのはいいことだが、阪神ファンが節操ないな。
イスラエルの悲劇。あれはユダヤ人の政権存亡の争いなんだろう。イスラエルはユダヤ人の国として建国された。でも、もともとそこにはアラブ人が住んでいたのだから、追い出される形になったアラブ人たちがイスラエルを快く思ってるわけがない。かくして紛争が絶えない地域になってしまった。
よく、神の意思とか教えみたいなものを戦争の理由にするのだけど、もし戦争をけしかけるような神なら、そんなのは破壊神だろう。実は本当にそうなのか。人同士が争うことも、それによって引き起こされる悲劇も、神にとっては計算のうち、というより、神が積極的に実現していることなのかもしれない。
そもそも、人が正しいと信じる、人がこうあるべきと考える、人がこうあって欲しいと思う、その判断の根拠は曖昧なもので、絶対基準はない。戦争やテロは、それが悪であると思うのも人であり、正義だと思うのも人である。そうした人間の判断は、およそ人の感情によっている。
人は絶対の正義を「神」として崇める一方で、絶対の悪を「悪魔」として恐れる。そして、ある人が信じる「神」は、他の人にとっては「悪魔」であることもあるだろう。なぜなら、人が考える正義は一致してないから。つまり、「神」と「悪魔」は実は一体のもので、自分からみたら「神」だが、他人からみたら「悪魔」と、異なる呼称になるからややこしいのである。
自らの幸福を得るために他者の幸福をぶっ壊す神、いっそ「破壊神」と呼べば良いじゃないか。