ケンカは場外で

例えば、ある部屋に、赤、青、黄色の3つの箱があり、
その前に太郎くんがいたとします。
彼の目の前で赤の箱にドーナッツを入れてフタをする。
そして太郎くんには一度部屋を出てもらった後、
赤箱のドーナッツを取り出し、黄色の箱に入れ替える。
再び太郎くんに部屋に入ってもらい、
「さあ、ドーナッツを食べていいよ」といったとき、
太郎くんはどの色の箱を開けるだろうか?
大抵の場合、その状況を全て知っている人なら、
太郎くんが赤箱を開けるだろうとすぐに答えるでしょう。
ただ、この状況をおよそ3歳以下の子供にみせると、
太郎くんは黄色の箱を開ける、と答えるのだそうで。
3歳以下とそれより上の年齢の人の認識の違いは、
太郎くんの立場になって考えることができるかどうか、
ということなんだけど、通常はこの“他人の気持ち”を
状況から考えたり判断したりできるようになるんですな。
これが犬や猫や猿にもできる認識なのかわからないけど、
おそらく人が持つ最も基本的な認知能力のひとつでしょう。
でも、それができるにも関わらず、
どうも人は、それをあえて避けようとすることがある。
つまり、相手の立場になって考えることができるのに、
それをしようとしない、ということ。
その理由としては、それをすることで
自分自身が窮地に陥る危険があるというのが最も大きいか。
理由としては安直、単純です。
でも、人間社会では、自分より他人の立場を考えて
行動しなければならないケースの方が多いんじゃないか。
実際、多くの人はそう行動していると思うし、
そうでなければ世の中荒廃の一途だろうとも思うわけで。
でもね、一番それをしなきゃいけない立場の人が
堂々と自己中心的に行動している絵を最近よく見受ける。
その立場の人、ええ、政治家ですよ。
何かといろいろ隠し立てする昔の政治家の方が良かった
などというつもりは毛頭ありませんけど、
堂々とそれをいっちゃったり、やっちゃったりするあたり、
悪気すらないんじゃないかってことで、逆にタチが悪い。
あえて言おう。今の政治家は、3歳児以下ですよ?
国会をタテに堂々とケンカしてるとか、どうなんですか。
いや、誰とはいいませんがね、特にあの3バカ。
……あれ、いっちゃった。
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最近はこんなものまで100均で売ってるんですね。

コメント

  1. RORO より:

    ビジョンを戦わせて欲しいですね。
    NHK見てても、失言に対して論戦を繰り広げましたって言ってましたが、論戦じゃないですよねぇ。あんなのタダの文句の言い合い。

  2. 月影 より:

    要は「仕事しろ」ってことですな。

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