今更ですが。
そろそろ映画館空いてるかなーと思って寄ってみたら
その通りガラガラだったのでフラリと入ってみました。
これは、長々と感想を述べるべき映画じゃないな
というのが感想。
あー面白かった。
でオシマイでいいのかも。
ただまぁそれじゃ面白くないので、
あえてそんな映画の感想なぞ書いてみる。
(最初から折込で。)
〇世界観
基本は日本の漁村かな。
そこに魔法が使える半魚人が紛れ込んでくる
ということで、ちょっとオトギ話的な要素が
付加されているという感じ。
なので、実際にはあり得ないことも
それが日常ではないにしろ
普通に起こりえることのように描写されていて、
そこまでは良いと思う。
ただ、途中でリサが
「不思議なことが起こってるけど云々…」
と説明するくだりがあるんだけど、
私はあそこはいらないと思った。
みればわかりますから。
〇ストーリー
特に太いストーリーというのはない感じ。
一応、ポニョが人間になって宗介と一緒になる、
という最終的な目的のようなものはあるんだけど、
それに対する努力感や達成感のようなものは
あまりなかった気がする。
それよりも、宗介とポニョ、
それとリサ(母親)や老人たちとの絡みの方が
今作のメインストリームといった感じか。
〇大嵐の謎
ただ見ているだけでは
なぜそうなったかわからない、という件。
私なりの解釈をつけると…
まず最初に
フジモトが、人間支配の世界を終わらせて
カンブリア爆発のようなことをやらかすんだ、
というようなことをいいながら、
何かアヤシゲな液体を溜め込んでいる。
ポニョが脱走する際に、その液体?
のようなものを派手にぶちまける。
すると海が大荒れになって、
その嵐がおさまってみると、
なぜか海の水位が上がっている。
水中には古生代の生き物がウヨウヨ。
なるほど、海が古生代の状態になったらしいと。
空を見ると大きな月。
この月が潮に影響して、
大規模な満潮状態を引き起こしていると思われ、
その月の影響はまだ大きくなりつつあるっぽい。
それをとめるには、
宗介とポニョがリサのもとにたどり着く必要がある?
(これが何故なのかよくわからないんだけど)
で、最後、いろいろありつつも
宗介はリサの元にたどりつき、
ポニョは人間になってめでたしめでたし。
最後がよくわからないんだけど、
まぁイメージ先行ってことで、
エンディングに理屈はいらないんだろうなと。
てか、全体的に理屈はあまり考えず、
そういう流れだけ楽しめれば良いと。
最初に書いたように、観終わってみて
「あー面白かった」で良い作品なんでしょう。
〇ということで
あー面白かった。
コメント
意外と、意外な人が見に行ってる感じが、ものすごくあるポニョ
私は滅多に映画を見に行かないのに、初日に行ってしまった・・・。
たぶん、賛否がすごく分かれる映画と言うことで、ただ楽しむ為だけに行く人だけじゃなくて、理屈屋も見に行ってるのではないかな。
それにしても、外人が
「ポーニョ ポーニョ ポニョ サカナノコ」って歌ってたのは吹いた
いい出すと突っ込みどころは満載なんですけどね。そこはあえてスルーするのが最近の宮崎作品の正しい観方なのかなぁと。
私の中では、もののけ姫あたりまでは芯がある感じだったんですけど、千と千尋あたりから方向が変わってきてるような印象。要は、話が見えない。ハウルとかサッパリわかんない。
こうなってくると、ストーリーとか背景とかどうでもよくて、もうあれはああいうノリだけ楽しむものなのかなと思ってたりします。