架空病

こんなことってないですか。
突然、原因不明の体調不良に襲われて、
例えば腹が痛いとか、息苦しいとか、
体の各部に明らかな違和感を感じたりだとか、
「これ何か変な病気だ。絶対おかしい」と思って
医者にみてもらおうと心に決めるのだけど、
いざ病院に行く段になると、
その症状がケロリと治ってしまうってこと。
実際、念のために医者に観てもらっても、
そのほとんどの場合何も異常なし。
あの痛みは、あの違和感は一体何だったのかと。
これ、私は結構あるのよね。
もう10年くらい前に自然気胸を患ったのだけど、
おそらくそれ以来です。
あのときは、突然胸に違和感を感じて、
ほどなく息苦しくなったという経過があったのだけど、
ちょっとでも胸や腹腔に違和感を覚えると、
その記憶が脳内再生されてしまう。
実際は何ともないのに、不安が不安を煽って、
仮想的に病気になってしまうんですね。
そうして痛かったり苦しかったりしてるときって、
気のせいなんてもんじゃなく、
当人は本当に痛かったり苦しかったりする。
物理的異常はないにも関わらず、です。
私は気胸が治って退院するときに、
医者に入院時のX線写真をみせられて、
「こんなにしぼんじゃったら苦しいだけだから、
違和感あったらもっと早めに病院こようね」
なんていわれました。
気胸という病気は自然治癒した場合は再発率が高く、
実際、私は2回やってます。
1回目は入院して安静にするだけで自然治癒したんだけど、
2回目は、癖になっちゃうから治療しようということで、
胸腔鏡手術で穴を塞いでもらったんですね。
なので再発の確率はかなり下がってるはずなんだけど、
それよりも、一度治ったものが再発した、
ということ自体がトラウマのようになっている感じです。
それ以来、“架空”気胸にかかってしまうことが何度かあって、
実は、今がまさにその状態。
こんなことを書いてる今も、若干苦しい感じだったり。
こういう状態になると医者にみてもらうわけですが、
手術してからは、本当に気胸だったことはないです。
いつも異常なし。
と、わかってはいつつも、
今度は本当に穴があいたんじゃないか、とか、
気胸ではない別の病気じゃないか、とか、
いろいろ考えてしまう。
一種の恐慌障害かなぁ、これ。
体には物理的異常はないのに、
神経だけが興奮して誤報のワーニングをあげてしまう。
PDじゃないにしろ近いものがあるかもしれない。
「早めに病院こようね」という10年前の医者の忠告が
今も頭の中でこだましてます。
(そのアドバイスは医者としては正しいんですがね。)
さて、今回はどうかな。
あと、関係ない話だけど、
最近マンゴーだらけなのは何かの陰謀ですか。

コメント

  1. RORO より:

    関係ないことを確認するだけでも良い事だと思えば大丈夫[E:happy02]
    ただ、手術までしているなら、体調が悪くなったり、雨が降ったりってな、実際はなんとも無いようなきっかけで、痛んだりすることが良くありますネェ。
    私の知り合いでも、自然気胸を患っている人が居ましたが、手術もそうですが、大気汚染も良くないみたいですなぁ。
    して、今回は、肺?おなか?どこが痛かったんだろうか・・・。

  2. 月影 より:

    何か今はもう気にしなければ気にならない程度になっちゃってきてたり。気にすれば、まだ痛みのようなものもあるか、くらい。
    肺自体には神経がないので肺が痛むということはなく、気胸になった場合は、胸膜とか横隔膜が圧迫されて痛みを感じることになります。なので、みぞおちあたりとか肩口とか、側腹部あたりに痛みを感じたりもしますね。
    今回は、大きく息を吸うと脇腹あたりが圧迫される感じがしてました。一応、週末に医者には行ってみます。定期健診と思って。
    思えば、幻肢のようなものかもですね。幻肢の場合はない手足が痛いということで明らかに“気のせい”だけど、まだある場所に痛みを感じれば何か異常あり、と思うわけで。

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