SEMについて思う

NHKで「風林火山」を見た惰性で、
そのままNスペを見てたら、Googleの特集をやってました。
まさに、SEM(Search Engine Marketing)の話題。
Google検索で15位以内に入らないと存在しないも同じだ、
という論を展開している人もいたんだけど、
そこまで社会性というか公共性が高い企業なのか、と。
まぁ、「ぐぐる」なんて造語が一般化するくらいだから、
それなりに認知度は高いものなのは確かだけど、
Googleだって、政府機関でも公共機関でもない、
世の中にあるIT企業のひとつなんだけどねぇ。一応。
GoogleがWeb検索で台頭してきたのは、
確か私が社会に出てすぐのことだったと思う。
その当時よく使われてたのは、
NTT-Xが提供していたgooだったなぁ。
その頃のWeb検索サイトは、
Webサイト開設者自身がURLと紹介文を登録する
「ディレクトリ型」というサービスが主流で、
当時のYahoo!もこのタイプ。
でも、ディレクトリ型で検索できるのは、
あくまで開設者が登録した内容のみで、
あまり「検索」としての用途では有効ではなかった。
で、WWWの全文検索ができるタイプが求められていて、
そういうのは「ロボット型」と呼ばれてました。
(検索ロボットがWebを回ってそのテキスト情報を収集することから。)
当時のロボット型エンジンは、
テキストさえ一致すれば何でもかんでもヒットしていたので、
使い勝手が良いとは決していえなかったのだけど、
それでも、Webを「検索」するという用途で、
仕事などの調べものでも使えるのはやっぱりロボット型の方。
なので、今後流行るのもロボットだろうなぁとは予想できたけど、
それが、既にそれなりにシェアを広げていたgooではなく、
海外から入ってきたGoogleになるとは、って感じですな。
入社当時、たまたま私は何かのテレビ番組(多分それもNHK)で、
Googleというベンチャー企業がアメリカにできて注目されている、
という特集番組(これはITベンチャーの特集だったかな)を見て、
会社でも、みんながgooやYahoo!を使ってる中で、
私は試しに(というか面白半分で)Googleを使ってたら、
 「ん?gooじゃなくって、Google?」
と先輩にいわれたのを思い出しました。
8年ほど前はその程度の認知度だったということ。
(会社ができてから1年くらいの頃、ということになるかな。)
ところで、そのGoogleの特集番組を見ていて、
ちょっと思ったことがあるのです。


それは、その SEM の話で、
いかにサイトをGoogle検索で上のランクに持っていくか、
というのが事業化されている、ということについて。
SEM専門の事業があるってことは、
お金を払ってそういう事業者に頼んでWebサイトを構築してもらえば、
それがどんな会社でも、ある程度検索上位にもっていくことができる、
ってことですよね。
Googleのランキングロジックの基本は、
どうも他のサイトからより多くリンクを張られているサイトが、
検索上位にくるようになっているらしいのだけど、
それは、そのサイトの評判や信頼性、有効性が、
より多くの人から認められているんだ、という観点だろうなと。
(他にもいろいろ規則はあるみたいだけど。)
でも、そういう規則でさえ利用できる、となると、
本当に検索上位にきているサイトが求めているところか、
信頼の置ける結果なのか、
というあたりが怪しくなってくる気もするのよね。
Googleもそのくらいは認識してるだろうから、
そのへんも上手くつくってあるとは思うんだけど。。。
まさに番組で紹介されていたのは
眼科の医療機関のSEMの例だったんだけど、
医療機関こそ本当に信頼性が求められるのであって、
そこの広報なり宣伝なりで頑張って上位にもってこられるのは、
利用者側としてはちょっと不安を覚える部分ではあるなぁ、と。
それにしても、Googleだけで暮らしてるという人もいたけど、
あれでどこまで生きていけるのかな…。
つまり、AdSenseの収入で生活してるってことだよね。
相当上手くやってるのか、何か裏があるのか。
ちなみに、うちの(左に出してるやつね)広告収入なんて、
月に1円もあるかないか。。
(てか、いまだにいくらか振り込まれたことがない。)
まぁもともと広告収入なんかあまり期待してないんだけど、
それで月90万円も得てる人がいると聞くと、
何か対策でもしてみようとか思ってしまう。
まぁ、こういう日記的なblogじゃ無理そう。
そういう商品に直結する専門サイトを立てるところからだろうなぁ。
と考えると、やっぱり面倒くさいや。。。

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