政治家め

中国には司法試験がないらしい。いや、それで最近新しくつくったらしいが。弁護士の試験はあったようである。しかし、検事や判事は無免許でもやれるということだ。確か、中国って死刑制度はあったと思うが。
このところの騒動を見ていて思うことだが、なんか口の悪い人が人気があるのかなと。辻本氏にしろ田中氏にしろ、お世辞にも行儀が良いとはいえない。にもかかわらず、ああいうキレ方が良いと思うのは、国会という堅苦しいオジサンの世界で暴れている「もののけ姫」のような模様が見えるからだろうか。エエ格好しいで、裏で悪事を働いているだろうオヤジどもを蹴散らす暴れん坊。要は、永田町イメージでない人が人気なんだろうな。おそらく小泉総理も。
ただ、それだけで政治家として支持されるというのは、どう考えてもおかしいよね。
そういえば、政治家というのは、頭が良くて、世の中を勉強していて、理解力もある、そういう素養が求められるはずの仕事だ。少なくとも私はそう思っていた。ところが、政治家よりも政治を知っているとかいう政策秘書なんて制度があったとは。秘書が政策を考えるのが普通なんですか。じゃあそいつが政治家やればいいじゃん。
政治家の仕事って何なんでしょう?
事務所の経営は事務職員なり後援会なりがやるし、スケジュールは公設なり私設なりの秘書がやるし、政策を考えるのも政策秘書がやるってわけですか。では、肝心の議員先生は一体何をしてるのか。
国会でケンカするのが仕事じゃないでしょう。この間の党首討論なんて見ても、相手を罵ってるだけにしかみえなかった。疑惑の痛いだろうところを突いてみて、ほれ参ったか、とでもいってるような。お願いですから「政治の議論」をしてください。

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