無用の用

始まりと終わりがあるなんて誰が決めたんだ。
思うに、全部巡り巡って元に戻ってる
というのが、いろいろな哲学における難問の
最終的な解答になってるんじゃないだろうか。
と、そんなことを、今朝目が覚めたときに思った。
何か、眠りと目覚めの間ぐらいの状態って
変な精神状態になりませんか。
今朝は、あーなんで自分って自分なのかなぁ
と、そんなモードでした。
そこから始まって、
自分以外も自分なんじゃないか?
そもそも自分は自分じゃなく他人じゃないか?
いや他人というのは自分という主観に対する
客観的な存在に位置づけられているから、
そんな分離って意味ないんじゃね?
それでも自分に押し込められてる自分というのは
枠にはめられて自由を奪われてる状態の
拘束具をつけられたエーテルみたいなものじゃないか?
つまり全体の一部であり、実はそもそも自分は
イコール全体であり、その感覚の主体として
この自分という枠が一時的に設けられているのか?
だから生きないといけないのか?
生きることが義務なのか?苦労しないといかんのか?
苦労するのが人生なのか?起きないとだめなのか?
今日も仕事いかないとダメ?起きなきゃダメ?
チクショーッ!(ここで起きた)
年々、自殺者が増加しているらしいですね。
そんな報告を見る度に(不謹慎ながら)思うんだけど
これって何てアポトーシス?
ちなみに、地球上の人口は
19世紀初め(1800年あたり)は約10億人、
20世紀初め(1900年あたり)は約20億人、
その程度だったのね。
それがもう今や60億人を突破して
間もなく70億人に達しようとしている。
増え過ぎ。どんな加速度だよ。
これだけ増える人間という生き物の繁殖力たるや
自分も同じ生物種ながら恐るべしってとこなんですが。
この増加傾向も自然の成り行きなのだからして
もう人間自身の手に負えるものでもないのかな
って気がしてくる。
あとは自然選択を待つのみですかな。
してみると、
世界中で戦争やらテロやらが絶えないのって、
これも大きな淘汰の流れの一部なのかなぁ
とも思えてきたりもする。
てか、人間のそういう習性というか行動パターンによって
あまりに急激に増えることが自己抑制されているのか。
んー、好き勝手書いてますが
自分でも問題発言なのは重々承知しております。
もし自分が作家か漫画家だったら、
悪役にこういうセリフいわせて
正義役に否定させるような主張だったり。
ちなみに、作家や漫画家の本音って
大抵は正義側より悪役側の言に出てるよね。
いや、人が軽々しく死んで良いとか
そんなこといってるんじゃないですよ。
実は人間自身の手でどうにかなる流れではないのかも?
と、そんな気がするという話。
そもそも、人間はなぜいるのか。
…根本的過ぎました。
こういいかえよう。
人間は何のために地球上に存在するのか。
まだ漠然としてるな。
世の中の存在というのは何か意義がある。
意義があるからそこにある、という立場にたったときに
人間というオブジェクトはどう見るべきなんだろうか?
ということなんだけど。
例えば、自動車。
自動車というのは、人を乗せて走るための機械です。
即ち、人を運ぶ、というのが車の意義であり役割であり、
人を運ぶという使命を持って製造されているわけです。
つまり、人を運ぶために、この世に生まれた。
エアコンは温度調節するためのもの、
冷蔵庫は食品を冷やすもの、
ガスコンロは調理をするためのもの、
ペンは書くもの、紙は書かれるもの。
じゃあ、人は?
人に限らず、地球上に存在する動植物には
そもそもそういう目的ってないですよね。
地球上に限らない。
この自然の中にあるものには、
その役割とか意義とか目的とか
そんなものはない。
ない、ように見える。あるかもしれないけど。
少なくとも、人が考える要不要でいう意義というものは
特にないんですよね。
上であげた何か意義や役割が明確なものは、
人間の手によってつくられた“道具”です。
それは、人間がつくったものだから
その意義や目的がわかりやすい。
というか、人間がその必要があってつくったのだから
人間の理にかなった存在ということになるわけです。
そうでないもの。非人工的なものというのは、
そういう方向で意義を見出そうとすること自体が
無意味で無駄ってこと。
それは人間自体を含む。
だから、人間は
人間でない何者かから必要とされて存在しているのか
なんて考えるのは意味ないってことになるんじゃないか。
もしかしたら、そんな誰かがいるかもしれないけど
個人的には、そんなものはいないと思いたい。
いたとしても、
アインシュタインよろしくスピノザの神ですな。
とにかく、もし、
自分は何でこんなことしてるんだろう、
自分の存在なんて意味がないんじゃないか、
なんて考るのは損だってことです。
それが純粋に哲学的な類のものなら
大先生になって大いに悩んで頂いて結構ですが、
そうではない方向の悩みの場合ってことね。
それでも、そういう自然的な流れだったとしたら
外野から思いとどまらせようとしても
そもそも無駄ってことなのかもしれないけど。
いえね、先日、10歳そこそこ?の小学生が
サラッと自殺してたじゃないすか。
いや、サラッとじゃないかもしれないけど
そんな年端もいかないような子供が
何をそんな悩むことがあるんだろうかと。
てか、10年そこそこの人生で悩む要素があるの?
そのうち5歳までくらいなんて
まだ物心ついて、ようやく何か考えられるかな
って程度の精神じゃないか。
としたら、実質まだ5年かそこらの人生ですよ。
そんなのをみてると、思い詰めるって感じではなく
本当に、何かもう死ねばいいや
みたいな感覚でいる人が多くなってるのかなと
そんな潜在的な?空気を感じる。
とにかく、今子育て中の親御さんは
子供しっかり見といてやらないといかんですね。
しかし、今朝の夢(?)は
もうちょっと長いこいと突っ込んで見られてたら
何か悟れた気がするんだ。
(気のせいです)

コメント

  1. たいら より:

    今日休みだよね。そうだよね。
     …もっと寝てたかった。
    というメッセージなわけですねw

  2. 月影 より:

    そう。
    もう少し私に休日と睡眠時間があったら、今の世界的な不況も一気に解決できる妙案が浮かぶはずなんです。
    …どこの教祖様だよ。(;´д`)

  3. はる より:

    眠りと目覚めの間ぐらいの状態を、変性意識状態と言いましたか。
    英語で言うとアルタードステーツ、そんなタイトルの映画を見たことがあります。
    何かとひらめきが得られ易いと言うのでそのまま夢を見ていたら何か悟りでも開けたかも!?

  4. RORO より:

    今の人類の存在意義は、今の人類が滅び去った後に繁栄する別の知的生命体の為とみた!
    別の知的生命体が、滅びさって遺跡と化した地球文明を見たときに、
    「あー 核戦争やっちゃったかぁ。」
    ってな感じに 役に立つ

  5. 月影 より:

    「変性意識状態」でググッたら薬物とか精神病とか出てきた。(゚ー゚;
    でも確かにそういう状態かも。そういうモウロウ状態(誰かを思い出すなぁ…)って言葉や文脈でものごとを理解しようとしてないですよね。素の感覚や思考が感じられるというか。完全に目覚めてしまうと、途端にいろいろなものを文脈の中で理解しようとしはじめる。
    だから、感覚で何かわかりそうだぞ!となった瞬間わからなくなる。
    ところで、人類が滅んだ後に人類みたいなのが現れて文明を築いたとしたら、多分わかってても同じコトを繰り返す気がしますね。実際、今の人間たちも戦争が身を滅ぼすことは十分知ってるかと。
    これはそういうサイクルなのかもしれないなー。

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