オブジェクト指向物理学

前の記事を書いていて思い出したんですが…
私は職業プログラマでして、
まぁ中途半端なソフトウェアを結構いくつもつくってるわけです。
もう7年もプログラムやってりゃね。
で、最近のトレンドというか、
今後の構造の主流となるだろうプログラム手法というのが、
おそらく「オブジェクト指向」ってやつですわね。
流行のJavaやC#なんてのはオブジェクト指向言語。
UMLによる設計と開発が推奨されているのもその流れで。
その解説っぽいサイトがここにあったので、参考までに。
簡単にその考え方の説明をすると、
例えば、「車」というモノ(オブジェクト)は抽象化された「クラス」で、
実際にそのへんの道を走っている車は実体化された「インスタンス」、
ということになります。
「車」といえば、乗用車もトラックもバスも車だし、
クラウンもGTRもF-1も馬車(?)も人力車(?)も車です。
とにかく「車」というのは抽象概念であって、
それが工場で作られ、それ1台として今私の前を走っているそれは
実体化された「インスタンス」ということです。
…まぁここでオブジェクト指向の解説をしようってわけじゃないので、
詳細は他に譲りますが。
私がここでいいたいのは、
今の物理学の理論や法則、つまりその体系を記述する数学というのは、
オブジェクト指向でいうところのクラスにあたるものじゃないかと。
抽象概念の説明をしているのが、おそらく今の物理学。
それが実体化したもの、
つまりインスタンスの説明をするには至っていないんじゃないかと。
「人間」というモノは、抽象化されたクラスですね。
身体は酸素、炭素、水素、窒素、あとは若干のミネラルから構成され、
成体の体長は約150~200cm、健康体の寿命はおよそ100年、
四肢を有し、直立2足歩行し、有性生殖をする哺乳類の1種で、
1000mlの脳でさまざまな知的活動を行うことができる…。
こういう但し書きはオブジェクト指向でいうクラスになる。
これにさまざまな属性値を与えてインスタンス化するわけですね。
肌や髪の毛の色、顔のつくり、体型のバランス、
そして、ものの考え方や志向、つまり心…。
これらを伴ってユニークな1個の実体が完成すると。
つまり、私なら私というインスタンスがここにいる。
物理学は「人間」というクラスを記述することはできるでしょう。
かなり細かいつくりを説明できると思います。
ただ、同じその物理学で、
「私」というインスタンスを説明することはできないと思うのですよ。
プログラムを組んでいて、
クラスを定義して、それを実体化して実際に機能を実現するんですが、
それすら完全に思うように動いてくれないことが多々なんですよね。
そのクラスを作ったのも私だし、与える属性や付加機能も私が設計して
インスタンス化しているはずなのに。
まぁ、それがいわゆるバグってやつなんですが。
生みの親でも、そのバグを完全に取りきれないもどかしさがあります。
私がヘボいとか、そういう問題もあるんですが、
どんな優秀なプログラマであっても、
ある程度の規模のプログラムを書けば、100%バグは存在するんですよ。
ということを、仕事中に、ふと、よく思うんですよね。
いつかこのことを書こう書こうと思ってて忘れてた。
物理学は自然界のクラスを定義するもの。
インスタンスの方が、いわゆるハード問題なんだろうなと…。

コメント

  1. オブジェクト指向

    クラスとインスタンス、頭では理解できても
    感覚的につかめないことが多い。
    (要するに慣れてないないのか?)
    日本人はそもそもこの区別が苦手なのではないかと…

  2. オブジェクト指向

    クラスとインスタンス、頭では理解できても
    感覚的につかめないことが多い。
    (要するに慣れてないないのか?)
    日本人はそもそもこの区別が苦手なのではないかと…

  3. オブジェクト指向

    クラスとインスタンス、頭では理解できても
    感覚的につかめないことが多い。
    (要するに慣れてないないのか?)
    日本人はそもそもこの区別が苦手なのではないかと…

  4. オブジェクト指向

    クラスとインスタンス、頭では理解できても
    感覚的につかめないことが多い。
    (要するに慣れてないないのか?)
    日本人はそもそもこの区別が苦手なのではないかと…

  5. オブジェクト指向

    クラスとインスタンス、頭では理解できても
    感覚的につかめないことが多い。
    (要するに慣れてないないのか?)
    日本人はそもそもこの区別が苦手なのではないかと…

  6. オブジェクト指向

    クラスとインスタンス、頭では理解できても
    感覚的につかめないことが多い。
    (要するに慣れてないないのか?)
    日本人はそもそもこの区別が苦手なのではないかと…

  7. まう より:

    すみません。こちらの不手際でトラックバックを
    一気に送ってしまいました。
    このコメントも含めて削除してください。
    お手数をおかけしまして大変申し訳なく思っています。

  8. 月影 より:

    ビックリしました(笑)
    おもしろいのでOKです。
    TBありがとうでした。

  9. まう より:

    すみません。
    投稿しようとしてもエラーばっかり出てたので
    できてないと思い、何度も「保存」クリックしてました。
    ふとこちらを見て、ぼくのトラックバックが
    ずらーっと並んでいるのに気づいて冷や汗が出ました。
    (ついでに自分のブログにも
    エラーだったはずの記事がずらずらと)
    で今日もクラス、インスタンスと格闘しようと思います。
    早く慣れたいものです。

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