日曜日よりの使者

光陰矢のごとし。
時間が経つのが早いと感じる近頃、
なるべくゆっくりと流れて欲しいと思いつつも、
平日になると、
ああ、はやく週末にならないか、と思ってしまう
矛盾した2人の自分がいることに気づく。
要するに、
休日は長く、平日は短くあって欲しいと思うわけ。
ただ、現実には、平日は週5日、休日は週2日とあって、
平日が早く過ぎ去ってしまうと、
結局、過ごす時間は短いということになる。
実際は、平日だろうが休日だろうが、
体感的な流れの速度は「早い」と感じる。
しかし、物理的な時間としては、
昔から同じ速さで回っているのだと思うのだが、
そもそも物理的な時間の定義がはっきりしないので、
時間というのは、
日常では感覚的なものになっているわけで。


時間というよりは、
どうも身が自由になることを望んでいて、
そのような時間が欲しい、と、
つまりそういうことだ。
普段、仕事をしているうちは、
ほぼそれをしなければならないということで拘束され、
それが終わるともう疲れてしまって、
やりたいこともやれず、また次の日を迎える。
それの繰り返しだと、
人生に対するモチベーションも上がらないというもの。
仕事はやりがいのあるものを選択するべきだが、
概ねそうはなっていないのが実情で、
とにかく生きていくためにお金を稼がねばならず、
その為の仕事となっている場合がほとんどである。
お金を稼ぐだけなら、何も会社に縛られなくとも、
ある程度自由なフリーターという選択肢もあるのだが、
それよりも企業や役所に所属することを選ぶのは、
保険や年金などの、
万一の場合や将来の保障を得たいということがあるから。
まぁ、昨今は保障がどこまで信頼なるかというと、
これも最近は微妙になりつつあるのではあるが、
社会的な立場を気にする日本人の多くは、
大体、寄らば大樹の陰という流れにあるようで。
このところ何かと問題視されている「ニート」。
要は、学校にも行かず、仕事もしていない人であるが、
彼らは、おそらく時間が有り余っている(と思う)。
そういう人たちは、そうでない人たちよりも、
時間を長く感じているのではないかと思うのだが、
それで思ったことがある。
歳をとるにつれて、
時間の流れを速く感じるようになるというのは、
つまり、歳をとってくると、
それだけすべきことや、実際にすることが多くなって、
それについて思ったり考えたりすることも多くなるので、
それに費やす時間も多くなって、
余りの時間が少なくなるからだろうな、と。
どうせ時間を費やすなら、
自分のやりたいことに費やしたいものだ。
そして、そういうことができるのは、
大体、休日であって、
それをやっていると心も体も休まるときがない。
何もせず、全て忘れて、ただぼーっとしているだけの、
そういう無駄な時間がたくさん欲しいと思う今日この頃。

コメント

  1. 王子 より:

    はじめまして。ハイロウズ解散しちゃうんでしょうか?

  2. 月影 より:

    活動休止らしいですね。
    解散かどうかはまだよくわかりませんが…。

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