ホーキング博士「自説は誤り」 ブラックホール巡る理論
(asahi.com)
これは来るか?ブレイクスルー。このところ自然科学の世界で革命が起きてないからね。いや、最近とかいうスパンでそうそう起こるもんじゃないけども。宇宙なんてものが人間ごときの手に負えるものではないというのは、もうそんなもん本職の科学者だって百も承知。それでも人は探求し続ける生き物である。多分。
ファインマン博士もいってたことなんですが、今の科学は、本当に世の中の真実を全て書ける道具ではないということ。例えば、ある人が草津温泉とかに入って何を考えてるかなんて、多分どんな高尚な数式を持ってしても言い当てっこない。これは生物学でもないし複雑系数学でもない。今の科学にそんなことを真面目に研究する分野はない。
そもそも、自分の意識や精神というやつが、一体何処から来て何のためにそこにあるのか。これは一番根本のはずなんだけど、それは現状の自然科学の外の領域。意識や精神が科学的な何かを考えているのに、ですよ。多分、ここを何とかしないと次のステップへは進めない。
何度か書いてるけど、人は人という限界を設けられたイレモノの中に閉じ込められている。で、その中でいろいろ試行錯誤を繰り返して、自分のいる世界はこんな具合になっているのかなあ……なんて空を見上げながらいっているわけです。それこそ、人間という井戸の中にいる蛙みたいなもの。
それでいいのかもしれないけどね。無理に人間の限界を突破しなくても、人間は人間として生きていられたら良いんじゃないか。人間が森羅万象について全部知り尽くすことなんてことはないと思うけど、仮に知り尽くしてしまったとしたら、そんな世界きっとつまらないんじゃないかね。
コメント
発表しましたね。
まだ概要だけみたいだけど…
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200407220005.html
期待したものとはちょっと違うかなぁ…。