職場が東京のど真ん中にもどり早一週間。不思議なことに、こっちの方が早く帰れますよ?いえ、家から職場までの距離は遠くなったんですが。解放される時間がはやい。みんなとっとと帰るから、私も帰って良いんじゃないか的雰囲気になるというか。夜7時くらいになるとフロアにほとんど人いなくなる。そうなれば、私も帰っていいよねってなる。
やっぱり雰囲気って大事よね。
これまでは何で帰れなかったかというと、周りが忙しく仕事してたから、私もまだいなきゃいけないんじゃないかみたいな雰囲気があったからなんですね。残ってやる仕事があるなら残る意味もあったけど、仕事がなくてもみんながまだいるなら自分も帰れない、特に上の人が帰るのを待ってた感があった。
ということで。しばらく、とっとと帰れそうです。残っても、残業手当てなんてどうせ出ないし。
あとですね、どうすればこの会社で出世できるか分かりました。
この会社は親会社があって、その親会社から子会社であるうちの会社に管理職の社員が出向してきてるんですね。純粋にうちの会社のエライ人というのは、実は社長と取締役の2人だけ。つまり、私のボスも新入社員のときからずっと親会社の出向社員なのよね。彼らの主任とか室長とかいう地位はうちの会社ではなく親会社における肩書きで、当然より上のクラスの肩書きを持ってる人がエライ。つまり、主任より室長がエライし、室長より部長がエライ。今のとこと部長クラス以上は出向してきてないみたいなので、要は部長クラスの人と仲良くなれば勝ち組になれます。
これはどこの会社も同じ事情だと思うけどね。基本的に下のクラスの人は上のクラスの人に従うので、一番クラスの高い人を抱き込めば出世の近道になるわけです。多少仕事ができなくても、エライ人と仲が良ければある程度のフォローが得られる。あと、エライ人との友好度は査定にも響く。直接私を評価するのは主任レベルのボスですが、仮に私が部長と仲が良いとなれば手心も入るわけです。つまり、部長にとことん媚びれば良い。そうすれば給料も上がるし、出世の道も開けます。
でも、それ私はできないんですよね。そういう性格というのもあるし、エライ人がちゃんと尊敬に値する実績があり、人格者でもあれば良いんだけど、そうじゃない人に媚びるのって許せなくないですか。そういうの全然抵抗ない人もいるんでしょう。そういう人は出世が早いのかもしれないけど、私は無理なのよね。
絶対サラリーマン向いてないな。