今、職場で、なぜかパチスロが熱い(らしい)。というのは、もともとパチスロ好きな4人が運命的に同じプロジェクトに入ってしまっていて、何かといえばパチスロ談義で盛り上がるのである。
この演出になったら熱い、こうなればビッグ確定、レギュラーはこうなったらとか、北斗の拳がどうとか、ノブナガとかヨシムネとかなんとか、ATだSTだ、天井だとか、私には分からない専門用語が飛び交っている。
あんまりそんな話をしてるので、私も遂に毒されてしまって、こないだ車検を通すまでの待ち時間に、魔が差してパチンコ屋へフラリと入ってしまい……
もうね。どうしてくれようかと。このやり場のないむなしさを。
まぁ、勝てば楽しいのでしょう。しかし、負けたときのあの脱力感といったらない。パチンコ以上のスピードで飲まれる。やるもんじゃない。というか、私には向いていない。イソップ物語のキツネではないけど、あれはやっても、何もいいことない。断言。だって、トータルで負けるようにできてるんですよ。ギャンブルなんてみんな。
と、わかっていてもやっちゃうもんなんですね。勝てばガッポリ稼げるわけだから。やる前はそっちしか見てない。負けることなんて考えてない。勝つことだけ考えてお金を突っ込む。勝てなきゃさらに突っ込む。それでも勝てなきゃさらにまた突っ込む。そしていずれ破滅する。
私もCR機が流行りだした頃、某友達の影響でパチンコはちょいちょいやってたんですよね。そこで数5000円くらい突っ込んで2万円くらい買った。最初に負けてたら二度とやってなかったと思うけど、最初にちょっと勝っちゃったから、その後も暇をみつけてはひとりでやってた。まあそれで勝ったり負けたりしてたけど、結局トータルの成績ではマイナス、つまり負けでしょうね。パチンコというのはそういう風になるように調整されていて、そうじゃないとパチンコ屋が儲からない。
そのパチンコをやってたときに感じてたのは、勝った先にお金が入るということもあるけど、勝つかもしれないというワクワク感というか、勝てそうというときに入る演出のアツい感じとか、そういうのを楽しんでたのもあったかなと。勝つかもしれない、大金が入るかもしれないというときに出るアドレナリンみたいなのが麻薬みたいな効果になって、それを求め続ける中毒のような状態になるだろうね。
その点はパチスロも同じなんだろうけど、これはある程度知識がいる。リーチ状態かどうかわからないと、今当たってるのかどうかすらわからない。あと、スロットを止める(目押しってやつ)技術もいる。そういう事前準備をして望んで、それでも勝てるかどうかは運ということになるんだから、いわゆるコスパが悪いのよね。少なくとも私にとっては。かつ、システムはきっとパチンコと同じで、最終的に店側が勝つように調整されてるんだから、最早やる理由がなわけで。
もちろん、そういうスロットが面白いという人もいて、そういう人にとっては遊戯として楽しめているんでしょう。私はダメでしたというだけです。
車検代が倍かかったような感じですよ。ああ、何やってんの私バカー。