先月22日で、毎日日本の雲の写真を送ってくれていた気象衛星「ひまわり5号」がその役割を終えたとのこと。ひまわり5号は1995年に打ち上げられた。もともと、設計寿命は2000年3月までだったらしく、既にそれを3年も超えて、計8年も動きつづけたことになる。ご苦労様でした。
本当は、その後継にMTSATという人工衛星が上がるはずだったのだが、まぁ周知のとおり、H-2ロケットの不振で思うように上がらなかったと。しかも、今年夏に上げる予定だったMTSATに不具合が見つかって、それの打ち上げも延期。
で、今現在の雲の写真を送ってくれているのは、アメリカの「ゴーズ9号」という衛星。愛称を「パシフィックゴーズ」というらしい。
その起動を若干日本よりに修正してもらって、日本上空の写真も撮影できるようにしてもらったと。これは、一時的な救援措置のようだけど。ただ、このゴーズ9号もかなりのご年配で、実は、ひまわり5号よりも古いとか。
日本自前の気象衛星が上がるのは、今後いつになるのかな。
日本の宇宙開発の状況って、どうなんでしょう。ちゃんと予算出てるのかな。工数足りてるのかな。予算が足りなくて、期間も短くて、プロジェクトリーダーが鬼とかで、数千件のテストを2週間で2クールまわせとかだったりしてないのかな。大丈夫かな。まあ、それはうちの会社なんですが。