さて、11月である。
寒い。この間まで暑かったと思ってたのに、最近は上着を着ないと冷え込んでくる。こうして寒くなってくると、心の中まで何だか寂寥感がわいてくるのだが、忙しさがそれを紛らわせてくれているといったところか。
ところで、私は暑いより寒いほうが好きである。何より、汗をかかなくて良い。私はとにかく汗かきなので、汗をかかなくてすむ秋以降、乾燥してスッキリしている冬の方がだいぶ良い。
と、思っていたのだが、こうして寒くなってくると、気分的に賑やかな夏も良かったか、などと思えてくる。夏って、その最中は早く終わってくれないかと思うのに、いざ過ぎてしまうと、何だかどっと寂しくなる季節なのね。ないものねだり?喪失感?違うな。“惜夏感”、そんな造語でもあてたくなるような。
最近、飲み会が多いのだが、先週末は2次会でカラオケまでいった。久々にカラオケをやったが、そこで歌われる曲のレパートリーがどうも懐メロの域になっている。メンツがほぼ30以上なので、まあそうなるだろうなという感じだけど。考えてみれば、20代の同僚でも最近の曲というのはほぼカバーしてなくて、大体学生時代かそれより前に聴いていた曲がカラオケでは中心になる。というか、最近の曲なんてほぼ誰も歌えない。必然的にオール懐メロということになるよね。
社会人になって以降は、大体仕事ばっかりになって世の中の流行に疎くなるよね。まあ私の場合、仕事だけじゃなく、テレビも見ないでゲームばっかりやってるから、さらに世俗離れしてるのだけど。