妖怪占いによると、私は“カラ傘”らしい。
ちょっと、これは、当たってる気がするんですけど…
リチャード・ドーキンス博士は反宗教者で、宗教そのものに対してとても批判的である。とにかく、様々な争いや災いは宗教やその神の下に正当化された信念から生まれているのだ、と。全く非常に同感である。
人はなんで神を信じるのか。普段は物理的なモノしか信じない人間が殊神に関しては例外的に盲信してしまう。いや、日本人はおそらくそういう思想には疎遠だろうが、聖書のスフィア、つまりキリスト、イスラム、ユダヤといったあたりの人はやたらと神を信じたがる。良いことは神のおかげ、悪いことは悪魔のせい。ある意味単純でわかりやすい。
人間を、無作為に赤組と白組に分けただけで、それぞれの組の中で連帯感が生まれ、一方で、互いの組に対して敵対意識が生まれる。ドーキンス氏は、世界の情勢もこれと同じだという。イスラム組とキリスト組という理由のない分けがあって、それぞれの組に属する人々は自分の組に協調し、よその組を排除しようとする。
こんな風になるのは人間だけかな、きっと…
互いに冷静な判断を保ったまま、同じ種同士で殺し合うのもまた人間だけだと。
これが種の繁栄の根源なのか破滅を招くのか。