大阪都構想の話
(すくいぬ)
2ちゃんまとめですが、コレが一番解りやすかった。
要するに、府と市の二重行政をやめれば
もっと効率はよくなるんでないの?って話なんでしょう。
さらに橋下氏の考えは野心的で、
その大阪都は強い自治区となって国家から独立すれば、
腰の重い国に引きずられない積極的な行政ができるはず
…みたいなことを思っているようです。
アメリカみたいに、全体として連邦国家でありながら
実際の自治は州政府が行っているような感じでしょうね。
いわゆる道州制ってやつか。
まぁ、大阪みたいな経済的に強い地域は良いですが、
これといった産業のない地方に道州制は辛そうです。
ただ、今の政治制度は無駄が多いのは確かで、
それを打開する策のひとつとして大阪都構想みたいなのは
私はアリだとは思いますね。
二重行政の無駄は大阪に限らず、
政令指定都市の多くで同じような無駄が少なからずあると思う。
てか、国と都道府県と市町村で役割がかぶるものは多いし、
国の行政機関だけとってもいらなさそうなものは多い。
民間に任せられそうなものも多いしね。
上の記事の最後の方のつぶやきにあるんですが、
今の政治は、とにかく政治家が政治家として長生きするために
それぞれ心血を注いでいるというのが一番の癌。
国のため、国民のためという言葉は、
とにかく国民のためといっておけば自分のためになるのだ
という本心によるものであるところが大きいわけで。
政治家もそういう職業であり、
自分の飯の種を稼ぐ仕事に過ぎないってことなんですよ。
そんな政治家に国や自治を任せてるというのは最早甘い。
もっと個人で責任をもって生きろという橋下氏の訴えは、
それはそれで正論。
明らかに無駄とわかっていても切り捨てられないとか、
逆に、無駄じゃないのに大人の事情で切り捨てられるものとか、
そういう理不尽なことが世の中とても多い。
政治とかじゃなく、個人の私生活をみても
そういうことは多いでしょう。
私の場合、あんまり乗らない車とか。あとゲームとか漫画とか。
ええ、はっきりいって無駄です。
でも、それでも切り捨てられないのは個人の情というもので。
でもね、個人はそうやって好きにやって良いと思うけど
政治は違います。
政治というのは、市民から税金を徴収して
それで個人だけでは難しい市民の生活を支える仕組みであり
それは政治家の情でどうにかして良いものじゃない。
特に、借金が嵩み、生産人口の減少で税収が減り、
急速な高齢化で社会保障制度が破綻しつつある昨今ですよ。
それに追い討ちをかけるように大災害やら大不況やら。
だから、政治の無駄削りは切実。
何が無駄か無駄じゃないかという議論はあるけど、
少なくとも、複数の組織で同じようなことをやるというのは
問答無用で無駄です。
その意味で、大阪都みたいな乱暴な統合も
この機会にやらかしてみて良いかもしれないなぁ、とか思ったりね。
コメント
2chまとめ、参考になりました。
無駄を削ると既得権を持っている人間は反発して、痛みも伴うので、無駄を削るというのと票を稼ぐというのは、民主主義では両立しづらいですよね。
なんか民主主義の限界ってのを感じますなぁ。
選挙してりゃ民主主義ってものでもないですね。本当は選挙で毎回違う人が当選しても良いんだけど、実際はほとんど固定してる。ゆえに権益への癒着も強い。
いっそ真性の資本主義で良い気もしますね。つまり、政治なんてやらない。行政サービスもない。だから税金もない。必要なサービスは公共事業を含め例外なくお金を支払って購入する社会。その方がある意味公平で潔いと思う。