心ある政治

みんなおかしいよ!みんな!
自民党もおかしいよ!民主党もおかしいよ!!
何なんだよコレ!俺は真面目にやってんだよ!!
(by 松木謙公)
何がおかしいかといえば、
政治家が政治をやってないことが一番おかしいですね。
今に始まったことじゃありませんが。
今度は民主党内部から内閣不信任決議案を出すとか
何かワケのわからん話まででてきてますが、
今の与党はホント政治をしてくれないから困る。
今にして思えば、あんなにボロクソ叩かれてた麻生政権も
リーマンショックのカウンターとして比較的早い段階から
景気対策をいくつも打って出てましたよね。
定額給付金、エコポイント、エコカー減税、補助金諸々…。
効果が薄かったものからかなり効果的だったものまで
いろいろあったけど、結果的に景気の急降下を抑える
という目的は一定以上果たしていたと思う。
さて、今回の震災に対して菅政権は何をしただろうか?
地震発生から既に3ヶ月経とうとしてるけど、
被災地復興や福島原発事故の収束に向けた対策について
一向に目処が立ってないように見える。
案が出ては立ち消え、対策の補正予算も組めず、
何やら首相が辞める辞めないでもめ始めている。
思えばあの尖閣諸島の一件のときも、
党の代表選で誰が頭になるならないで騒いでたような。
小沢氏は小沢氏で起訴されてるはずなのに
まだ党どころか政界の中でデカイ顔してるみたいだし、
鳩も鳩で「人間ウソはついちゃいけない」とかいいながら
オマエ自身がウソつきまクリスティだろ!状態だし。
菅氏が役立たずなのはもうわかったから、
そこをこれ以上議論するのは不毛というものです。
彼は遠からず辞めるしかないんだから。
なのに、与党も野党もそこを争点にして盛り上がってるのが
茶番劇に見えてしょうがない。
どうでもいい!そこじゃないです。
だから人間に政治をやらせちゃいかんのです。
人間は他人よりも自身を守ろうとする自己防衛本能と、
他人よりも自分の利益を優先する本質があるから、
“国民のため”の政治なんて真にできないのですよ。
政治決定システムをつくって、それに政治を任せれば良い。
政治判断というのは、より単純な思考回路の方が
余計なノイズがない分合理的な解に落ち着きやすい。
…とか思ってたら、某2ちゃんで
「ダンゴムシには心があるのか」という本が紹介されていて、
もしかして今の日本はそういう状態か?とも思ったり。
記事の一部を抜粋。

 「心とは何か」。
哲学で、文学で、そして科学で数千年来、
人間が悩んできた大問題だ。  
それをダンゴムシで答えを出そうというのである。
無謀なのか、すごいのか。  
   
著者はまず、彼らをちょっと困った状況に置くことから始める。
最後に必ず行き止まりになる迷路、周囲を堀に囲まれ、
どう歩いても水に阻まれる円形の台、邪魔な障害物のある通路。  
すると、彼らは思わぬことを始める。
通路の壁をよじ登る、堀に飛びこんで泳ぐ、
障害物の上でキョロキョロする。
人間からすると何でもないことのようだが、どれも自身の命を
危険にさらす行為で、普通やらない。  
   
なんだって理屈に合わないことをやるかといえば、
そこに「心」の存在があるからだという。  
最近の脳科学では、生物の行動は脳が機械的に決定する
という考えが主流だが、合理的な方法ではどうしても解決できない
状況に直面すると、心が代わりに合理的でない方法を選択する。  
役に立たなくてもなんでもとにかくやってみれ、
という心のヤケクソ的ジタバタで既存の枠をぽんと飛び越える、  
それが生き残りに有利に働くらしい。
ダンゴムシの予想外の行動は、彼らが心をもつ証拠であるわけだ。

有利に働いてると信じたいところだけど…
どうにも堀に飛び込んで溺れ死ぬ道にしかみえなくて。

コメント

  1. noga より:

    日本人には、世界観がない。
    それで、人々には、社会の行き着く先に想いを寄せる習慣がない。
    だから、政治問題に関心がなく、その解決策にも関心がない。
    「指導者は、何もしないのが最大の貢献である」とか、「指導者には、いますぐ辞めてもらいたい」といったものばかりが考えとなる。
    現在の指導者を助けて長持ちさせ、改革の効率を少しなりとも上げるといった考え方はない。
    より良い指導者を推薦することもなく、より良い政策を提案する能力もない。
    どうして現在の指導者を退陣に追い込むかに頭を使っている人が大勢いる。
    問題解決の能力はないが、事態を台無しにするだけの力を持った人がいる。
    それで、各首相の政治生命は結果的に甚だ短い。
    http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
    http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

  2. 月影 より:

    最近の首相の支持率はマスコミの影響がかなり大きいという気がするけど、菅氏はどちらかというと親マスコミな方じゃないかと。にも関わらずこの状態なので、彼自身に非があるのは明白という感じです。
    政権交代前の安倍、福田、麻生それぞれの内閣は、いずれも取り立てて大きな失態はなかったはず(閣僚の失言だったり、相応しくない行動だったり、漢字の読み間違いだったり、今の政権に比べれば些細なこと)なのに、マスコミが大きく取り上げて叩くもんだから、いずれも短命に終わってしまってる。
    小泉氏はマスコミ受けもよかったからか、長かったですね。
    日本人は言われるままに流されやすいのかもしれない。全体的に自分で考えて動くことをしなくなってきてるという実感はあります。

  3. RORO より:

    エコ減税は、私としては、良い案だと思いますがねぇ。
    そりゃ批判0の政策なんてあるわけないんですから。漢字云々は、マスコミでは叩かれてましたけど、ぶっちゃけどうでも良かったです^^;
    麻生を下ろしたのは、味方であるはずの自民党だったと、私は理解してまふ。失態といえば、郵政民営化移行に伴い、資産の売却に背任の疑いがあったヤツを続投させようとしたのは失態だったかも。それを批判した総務大臣(鳩弟)を更迭して、自壊って感じ。
    安倍は、小沢と会談しようとして断られたのがきっかけ。(まぁ追いつめられて、病気になっちゃったから可哀想っちゃ可哀想。)
    福田さんは、「あなたとは違うんです。」って言った以外よくわからんw
    結局、誰が首相を下ろすのか?っていう話だと、野党?マスコミ?民意?って全部違うような気がします。
    結局、身内ですね。身内が首相を下ろすんでしょうね。

  4. 月影 より:

    菅政権がこの国のためにやったことって、何もないですよね。そこが大問題なわけで、動けないなら動ける人に代るしかない。これはもう確定事項で議論の余地はないところ。私はそこを改めて議論してる(ように見せている)のが無駄だといってます。
    鳩にしろ菅にしろ、今の政権は首相自身に問題あり過ぎです(政治家以前に人間としてどうかというレベルで)。

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