掟というか、ビジネスルールというか、
最近の出来事の中である法則を発見しました。
いろいろな要因で悪いことが起こっているとき、
かつ、その被害が自分に及ぶ事態になったとき、
その被害者は、自分に直接関わりのある要因、
一番最後の加害者を恨むことになる。
人呼んで、“直接加害者恨まれの法則”。
ん…まぁ、当たり前ですか。
例えば、大地震で大津波で原発が破壊されたら、
大地震を恨むのではなく、その原発を管理していた
企業や政府が恨まれる。
…ま、地震は恨めませんもんね。自然には勝てない。
例えば、ネットワーク業者が不正アクセスを受けて、
そこで管理していた個人情報を持ち出されたら、
その不正アクセスをした人ではなくて、
ユーザからはネットワーク業者が恨まれる。
この場合、不正アクセスをしているのは人なので
当然ユーザから恨まれるべきだと思うんだけど、
この場合でも、不正を働いたクラッカーより
どちらかというとネットワーク業者の方が恨まれる。
どちらの場合も、危機管理が甘いとか杜撰とか
そういう批判は確かにあって当然ではあるんだけど、
それより悪い主犯格、そもそもの元凶の方は
何かとりあえず放置されてるような気がするのよね。
あれです。
満員電車で理不尽に押し潰されてるとき、
本当はドア口で無理やり押し込んでる客が原因なのに、
今直接自分を押し潰してる隣の人に対して
コノヤロウと思うあの心理に似たものじゃないか。
被害者も、本当に何とかしないといかんところは
そこ以外の他にあると分かってても、
直接の加害者を責めるしか行き場がないのかもね。
逆にいうと、そういうサービスなりビジネスをやるからには、
そのユーザからときに理不尽な責めを負わされるリスクも
あらかじめ想定しとかないといかんということですね。
ところで、奇特な方が東電の電力供給状況APIなるものを
公開しておられたので、それを使わせてもらって
電力メーターをつくってみました。
とりあえず、落ち着くまで右上に貼っとこうと思います。
これは例によって opensocial に対応させてあるので、
My Google とか mixi にも無駄に貼れたりします。
ガジェットのURLは以下。もし良ければどうぞ。
http://www.nadja-labs.net/app/tepco/tepco_meter.xml