批評家

注文しちゃった。
 藤子・F・不二雄 大全集(ジャーン!)
やべー。お金ないのに。
でも、これは注文せざるを得ないでしょ。
しなきゃ非国民でしょ。(いい過ぎ)
実際、掲載作品は手持ちのものと結構かぶるけど
これはこれでまた別の価値があるのです。
ま、それはそれとして。
いつかの新聞の読み物の欄に、
日本文化には世界に誇れる良いものが多くあるのに
それがあまり世界に広がらないということに関して、
ある批評記事が掲載されてました。
曰く、日本人はアピールの仕方がなってない、
日本はあらゆるものがデータベース化されていない、
人に知ってもらおうという努力が足りない、
と、そんなような内容ですね。
例えば、全国地図。
アメリカの地図は州ごとにアルファベット順に綴られている。
アーカンソー州に始まってワシントン州に終わるという
並びになっていて、例えばフロリダの地図が見たい場合は
“F”の頁を開けば良いと。
ところが日本の場合、ABCや50音順ではなく
北から順に北海道から沖縄県までという並びになっている。
例えば神奈川県の地図が見たいといったとき、
どの頁を開けばいいのか検討がつかない、とのこと。
地下鉄の路線図も、これまた50音順やABC順ではなく
開通の古い順に銀座線から副都心線という並びになっていて
外国人にしてみれば非常に探しづらい、と。
これを評して、日本の情報はデータベース化されていない、
これでは外国人に日本のあらゆるものを知ってもらえない、
ということになるらしいんですが。
どうなんですか。
データベース云々って、私はあまり関係ないんじゃないの?
と思うんですけどね。
というのも、地図なら、アメリカほどの大きな国になれば
そういう索引のようなものも必要かとも思うんだけど、
日本地図程度なら、パラパラとページをめくっていれば
数秒のうちに目的の地図が探せる。
地下鉄にしても、そんな50音順にズラリと並べるほど
路線の数があるわけじゃない。
例えば東京メトロだけなら、全部で9本です。
これに都営線や他の私鉄を入れればもうちょっと増えるけど、
それでもひとしきり目で追っていけば探せるでしょ。
索引をつくらないといけないほどの数になれば、
さすがに日本でも50音順などで並べて表記されてますよ。
電話帳とか、一覧表にされるほどのものならね。
確かに、日本人はアピール力がないとは思います。
ただ、それは単に日本の国民性ということでも片付けられる。
自己アピールするということは、
いってみれば自画自賛するということになるんだけど
それは日本人の美徳感覚から控えられる傾向がある。
基本的に引っ込み思案なんですよと。
この記事に限らないんだけど、
いわゆる知識人とか呼ばれている人たちの意見の多くは
結構無理やりその原因と結果をこじつけてるんですよね。
それにモットモらしい屁理屈をつけてるだけ、みたいな。
というのも、ほとんどの場合、根拠が無い。
根拠として語られる内容の多くが
その人がそう思っているだけ、というものだったりする。
日本はデータベース化されていない、とかね。
いわれてみればそうかもしれないんだけど、
それが日本文化が世界に行かない理由にはならないし
その根拠にもならない。
まぁ、それを生業にしている人たちの記事なので
その仕事自体は否定しませんけど、
頭から断定的にそれを語ってるような内容になると
ちょっと鼻につくかな、と。
新聞とか雑誌とかテレビとかに出張って
したり顔でいかにも自分のいってることが正しいんだ
みたいな態度の人って、時々いますよね。
少なくとも、それが正しいと主張するのなら、
それをいうだけの根拠を提示すべきでしょう。
でなければ、「~という可能性がある」程度の言い回しに
とどめるべきだと思うんですよね。
ネット優勢時代といわれながらも、
既存メディアの影響力は依然大きいですから。

タイトルとURLをコピーしました