やっべー。
11月ですよ。のーべんばーですよ。
どうしますか。どうしてくれますか。
助けてぇー。
何を助けてなのかはわかりませんが
なんかそんな気分。
そんな心の叫びはさておき、
またアレ系の話が出てたので反応してみる。
「脳から特定の記憶を消去」に成功:タンパク質の操作/マイクロ波等の照射が記憶に影響
(WIREDVISION.com)
電波で脳に作用するって話があった時点で
こういうのもあるんじゃないかと思ってましたが。
網膜にピカッっとやって記憶を消す
とか、MIBの映画まんまですね。
これ、本当に“正確に”かつ“安全に”やることができるとしたら、
世の中の鬱患者とか精神病患者の大半が救われるよなぁ。
人が心の病にかかるのは、多くの場合
何か心に圧力や衝撃がかかることが原因。
生まれたときから精神病なんて人はいない。
つまり、生まれてから今に至るまでのどこかで
何かその原因となる体験をしてるってこと。
その体験はそういう記憶として心に刻み込まれていて、
あらゆる局面でトラウマとしてその人の心を襲ってくる。
なので、その記憶部分をウマく消してしまえたら
原因となる体験がなかったことになるわけで、
即ちトラウマもなくなるってことになる。
とはいえ、そう良い話ばかりでもないんでしょうけどね。
そういう技術が医療として利用される分には
かなり有効なものだったとしても、
最初に開発されてるのは軍事目的
というのは定石だったりするわけで、
良からぬことに使われる恐れも当然ある。
ま、そんなことが実現できるかどうか
今の時点ではまだ怪しい段階ではありますけど。
人が記憶を無くする、という現象自体は
意図的でなければ実際にあるわけで、
それを外部から何か作用することで発現させる、
ということ自体はアリといえばアリなのよね。
ただ、記憶を志向的に消せるのかどうか、
つまり、どの記憶を消すということを選択できるのか、
というあたりが、ちょっとアヤしいところ。
昔のマウスの実験では
今しがたの記憶を消すことに成功していたようだけど、
長期記憶の中からどれを消すということが
その同じ研究から求めることができるかどうかは
ちょっと注目されるところですかね。
(記憶の物理的な座とか、そういう意味でも。)
てかね。たった今の記憶なら
私なんか常に喪失してますよ。
あれ、今何しようとしてたんだっけ?みたいな。
それってやばい?脳細胞死んでる?
ふー。歳は取りたくないね。
って、そんな話じゃないんだけど。
でも、思い出したくない想い出とか、
つらいとか、悲しいとか、苦いとか
そういうあたりに分類される記憶を消してったら、
ほとんどの記憶が消えてなくなるね。
何か誤ったらそれを修正して
良さそうと判断できる方向を模索するのが人間なので
(てか、脳ミソのある生物は大体そのはず)
その誤りの記憶を消してしまったら、
また同じ誤りを繰り返すってことになる。
要は、学習能力を削ぐって話にもなってくるので、
やりすぎも良くないということは
そういう技術の使用規範に据えておく点ではあるでしょう。
それにしても。
こうして人の記憶も、切ったり貼ったりできるとなると
人は何を信じていけば良いのか不安になるよなぁ。
自分が自分だと感じているアイデンティティというのは、
それまで自分が体験してきたこと、
つまり自分の持つ記憶にほぼイコールでしょ。
生まれたときから今までの記憶というのは
ずっと途切れることなく連続しているはずだ、
というのはもう暗黙の了解事項だもんね。
でも、それが部分的に消せたり
或いは他所から持ってきて挿し込んだりできるとすると、
もしかすると、子供の頃のあの想い出は
実は自分のものじゃないかもしれない、
てなこともあり得てくるわけです。
むしろ、実は日常的に、当たり前に
記憶の組み換えは起こってたりしてね。
んなわけあるかい!とか
確実に否定もできないしなー。
最近、時間が経つのが異様に早く感じるのも、
遠足の原理(と私が呼んでいるもの)かなー
なんて勝手に思ってるんだけど、
実際は、本当に記憶が飛んでたりして。
歳をとると、記憶も量子化しやすいのかね。
(細かいことは全部まるめられてたり)
そのうち記憶だけ電磁的に保存できたりしてね。
うほ。Xファイル。
あ、そういえば
映画化第2弾がでるっぽいすね。Xファイル。
(モルダーさん、病気は大丈夫なのか?)
それにしても、えらいブランクで。
何で今映画化なんだろ。
まぁ観ますけどね。
あーもしかして、この感覚もそうなのか?
コメント
ウツ系のことになると確かにそうですが、
人間、イヤな過去を「忘れる」だけだと、
同じ過ちを繰り返すと思うのです。
反省し、消化し、昇華して成長するのであって、
消してしまうと成長しない気もしますね。
まぁ、軍事目的なのでしょうね…結局は。
「非核三原則?なんだっけ?それおいしいの?」で、
核以上の効果ですね。
軍事方面に実用化されるとしたら、
やっぱり軍事機密の保持などになると思いますけどね。
もし狙った記憶がキレイに消せるなら、
暗殺とかするよりだいぶ経済的だと思うし。
なるほど、機密保持ですか…!
攻めの手ではなく、守りの手として使うのですね。
狙った記憶が消せるなら、何をしたら効率で気でしょうね…
例えば、諜報活動の為に雇ったスパイとか、
政府の機密に関わっていた人をリストラするときとか、
安易に野に帰すわけにもいかない存在っていますよね。
そういう存在は、社会的に抹殺するか、飼い殺すか、
或いは本当に殺すか。
いずれの場合も、
その為の工作という手間やコストが発生しますよね。
そんなとき、記憶の都合の悪い部分だけ消してしまえるなら、
消す側にしろ消される側にしろ、
お互いに経済的といえるんじゃないかしら。