水栽培

エアコンのフィルタ掃除したら、すごくよく効くようになった。
しかも、めちゃくちゃ静かになった。
掃除って大事だねッ!
科学文明社会の中に浸かっている人間は、
水と必要な養分だけ与えられて花を咲かせている
ヒヤシンスのようなものなんじゃないか。
植物は本来土壌の上に育つもので、
その土の中に必要な水や養分が含まれています。
水耕栽培というのは、
その植物に必要だろうとされている養分を
その水に溶かし込んで育てるわけだけど、
土の中には、知られている以外にも必要なものが
もっと含まれているかもしれない。
何かね、みんな本当は何も分かってないのに、
分かったようなふりをしてるような人が多い気がする。
多いというか、人はみんなそうかも。
何か分からないことが起こると、
とりあえず心の安定を図るため(だけ)に
後付けで自己満足できるだけの理由をつけて
仮の納得をしているんじゃないか。
分からないことばかりじゃなく、
分かりきっていると思っていることでさえ、
実は本当のところは分かっていない。
ロシアの文豪トルストイがいうには、
人が本当に理解できているのは
自分の幸福についてだけなんだそうです。
逆に、成り行きだけの物理的事象は
本当のところはほとんど理解できていないはずだと。
妙な話よね。
だって、科学が最も得意とする分野である物理事象を
人が最も理解できていないものだといい、
科学が最も苦手とする人の心や念のようなものが、
実は人が最も理解していることなのだ、というんだから。
物理的事象というのは、
人の理解から遠くかけ離れている為に単純にみえる、
のだそうで。
例えば、かなり複雑な様相を呈している月面も、
遠くから眺めれば単に白く光る球体にしかみえない。
自然科学と呼んで学者たちが研究していることは、
須らくそれと同様なんだと。
まぁ、幸福を理解している、といえど、
自分のやりたいことには無意識に傾向できるというだけで、
実際それを意識的に理解しているとは
私には到底思えないんですがね。
いや、理解しているけど理論化(というか文章での表現)が
できないというだけなのかも。
水の上に浮いているヒヤシンスの球根だって、
それで花を咲かせることはできるかもしれないけど、
それがその植物としてあるべき姿なのかどうか、
本当のところはわからんわけです。
本来の植物は、土の上に育つはずのものだもんね。
人間も、本当は土の上にいなきゃいけないんじゃないか。
理屈では分からない何かがそこにないともいえない。
というか、必要な何かがそこにありそうだ、
みたいな感覚ってあるよね。
まぁ、エアコンが効かない理由は、
カバーを開けてみたら一目瞭然だったわけですが。

コメント

  1. makiko より:

    > 何か分からないことが起こると、
    とりあえず心の安定を図るため(だけ)に
    後付けで自己満足できるだけの理由をつけて
    仮の納得をしているんじゃないか。
    ナットクしてしまいました…
    最近、
    ”我ながらわらっちゃうけど、これ後付の理由やん”
    って思ったことがあったので。

  2. 水耕栽培のこと

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  3. 月影 より:

    大体、理由をつけなければならない(つけたい)ことって、そのままだと納得のいかないことなんですね。そのままだと不安定なので、どこかに落ち着けたい。となったときに、何でもいいから、そうなった、そうならなければならなかった(と思える)心の安住先が欲しいと。
    その説明をしてくれるのが、科学か、宗教か、また別の何かなのかは人によりけり。

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