世間で頻繁に「エコ」という言葉が叫ばれるようになって、
その活動も、以前に比べると、
大分実質的なものになってきているようです。
例えば、ハイブリッド車や燃料電池車の開発とか、
太陽光を利用した発電パネルの開発とか、
身近なところでは、買い物袋の有料化であったり、
プラスチックや金属製品のリサイクル促進運動などなど。。。
がしかし、ですね。
そういう活動って、なかなか焼け石に水なところがあって、
全くやらないよりはやった方が大分マシなのは確かだけど、
それでも人間が生活するというだけで、
確実に地球環境を蝕んでいっているわけです。
エコロジー活動というのは、
いってみれば延命措置のようなものなんですね。
それで、かのスティーブン・ホーキング博士が、
「(人類の)滅亡を避けるためには、
どこか別の星に移住しなければならない。」
(cnn.co.jp)
といったそうで。
ホーキング氏は、ぬるい世間の人からみたら、
結構ぶっ飛んだことをよくいう人なんですけど、
(例えば、人間が今以上に進化するには、
脳ミソをでかくする為に脳を頭蓋骨の外に出せば良い!とかね)
そこはさすがに高名な物理学者なので、
まるっきりバカなことはいっていなくて、
よく考えたらその通り、という話ばかりなんですね。
冷静に今の地球上の状態を客観視すると、
人間はそれ以上やってはいけない、
自然環境をこれ以上破壊してはいけない、
と分かっていつつも、なお破壊し続けているという、
どう見ても横暴としか思えない道を突き進んでいます。
前にも書いたけど、人間は、
地球を何度も破壊できる兵器をうんとこさ抱えているわけで、
それだけで狂気なんだけど。
なぜ、悪いことだと思いつつも環境を犠牲にしているかといえば、
その道を行く方が暮らしやすいからです。
夏は暑いから冷房を入れるし、
冬は寒いから暖房を入れる。
これだけで地球温暖化に大きく貢献します。
でも、夏に冷房入れるのをやめろといわれても、
現状の日本ではほぼ無理でしょう。
だって、暑いもん。
そうやって、実際に危機的な状況に陥るまで、
ずっと今の暮らしを続けるわけですな。
もう危機は目の前まで迫ってるという認識がない。
現在の地球上の総人口はもう60億人を超えてきています。
ちなみに、18世紀が始まった頃、
地球上の総人口は6億人程度だったという話なので、
この200年でほぼ10倍に増えてるわけですよ。
人間が、地球にとって益虫であれば良いんでしょうけど、
どちらかといえば害虫ですよね(害虫は酷いな)。
たとえ人畜無害だったとしても、
この数はもう許容量を超えていると見るべきでしょう。
人間は一度ある生活レベルを獲得したら、
またあえてそれ以下になるということをしたがりません。
今の生活水準を維持し続けたいのなら、
将来的にいつまでも地球に留まっているわけにはいかないだろうと。
ホーキングさんのおっしゃる通りです。
そんなことは、博士に指摘されるまでもなく、
みんな薄々わかってはいたことなのかもしれませんけど。
自明のことでも改めていわれないと、
人間って実際的な認識をしないものだから。
昨日NASAが発表した「広域探査計画」では、
月基地の建設が予定されているそうです。
NASA有人月宇宙旅行に向けた長期計画を発表
(Technobahn.com)
いずれ旅行を通り越して、
月でも火星でも移住できるようにならないとね。
そして、宇宙コロニーなんかもばんばんつくって、
その最果てにサイド3ができて……ジークジオn (あれ)
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ハイブリッドカー(トヨタ・ハイブリッドカー)
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