具現化

それを思っていても、あえて口に出さない、いわない、
最近そういうことを微妙に意識している。
“言霊”とはよくいったもので、言葉にしてしまうと、
それが半分現実化してしまうような気がするのだ。
つまり、頭の中にあるうちは想像や空想であって、
まだ現実世界には現れていない事柄なのだけど、
それを口にしてしまった途端に、
それは音声という形で現実の中に出てきてしまうわけで。
例えばね、足の小指を柱のカドにぶつけたとき、
それをぐっと我慢して無かったことにしようとしたときと、
それを認めて「いってぇー」と言ったときを比較すると、
後者の方が痛さが大きいような気がする。しない?
なので、いろんな局面で負の因子になりそうだと思うことは、
なるべく口にしない(ように頑張る。なるべく、ね。)

タイトルとURLをコピーしました