核武装論

安倍政権になって、
教育に力を入れるのは良いことだと思っていたのだけど、
一方でちょっと気になる言動も。
 中川政調会長「憲法上は核持てる…現実は非核三原則」
 (Yahoo!トピックス より)
この中川氏だけではなく、他にもちらほらと、
日本が核を持っても良いとか、持つことは出来るとか、
むしろ持つべきだ、などという話が出てきている。
上の記事だと、
 「自衛のための必要最小限度の範囲内にとどまるものである限り、
  核兵器であると通常兵器であるとを問わず、これを保有することは
  憲法9条2項の禁ずるところではない」
といってるのだけど、保有するということは、
何かのときには、それを使う前提があるということですからね。
憲法云々という以前に、そもそも核なんていらんという話です。
核軍縮の議論はあっても、核武装の議論はこれからの時代必要ない。
…という立場じゃなかったのか?日本って。
今、アメリカ合衆国やロシアが保有している核兵器は、
地球上の生命を軽く数回破滅させるだけの破壊力があります。
そして、それを持っている、使うことができる人間は
必ずしも常に正しい判断ができる生き物ではない。
アメリカ大統領も、ロシア大統領も、その他の核保有国の指導者も
みんな例外なく、過ちを犯し得る人間です。
この上、さらに破滅の可能性を増やしてどうするのか。
これは日本だけではなく、地球上の問題として考える必要がある。
核を増やす方向ではなく、減らす方向へ議論を進めないと、
地球はどんどん終末へ突き進んで行くだろうと思うんです。
もしそれが止められないのであれば、
地球はそういう運命であると諦めるしかないのかもしれませんが。

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