それも自己責任

今夏から駐車違反の取締りが厳しくなったんだけど、
ある程度の救済措置として“弁明”することができるそうですが、
その理由として「体調不良」は認められないのだそうです。
つまり、運転中にぎゅ~ぐるぐるぐるお腹イタ~イとなって、
慌ててそのへんに車を停めてトイレへ行って帰ってきたら、
駐禁に召し取られた、といったケースでもNGだと。
静岡県警交通指導課によれば、
「トイレでも許さない。腹痛や体調が万全でないのは、
運転者の責任であり違法駐車の理由にならない」
Yahoo!トピックス より)
のだそうです。
つまり、どっかのレストランで食事をして、
結果食中毒になるのも自己責任なわけですか。
じゃあ、食事にそのレストランを選択するところから、
駐車違反の自己責任が発生しているわけですか。
って、まぁそれは卑屈な見方ですが。。。
多分、警察がそれを認めないのは、
その大半は出まかせやウソの言い訳だからなんでしょうけどね。
いろんな危険が常に付きまとう以上、
それを入念に調査して常に安全確認しながら生きろというのは、
理想にはなるけど、非現実的です。
飲食店なんて、とりあえず最初から信用するし、
車を運転するのだって、
他の車がある程度は交通ルールを守るはずだ、
という前提のもとで走らせるわけです。
食中毒になるようなもんを食わせるとは夢にも思わないし、
信号無視する車だらけだろうなんて予想はまずしません。
ていうか、そんな想定をし始めると、
車どころか、電車やバスにだって乗れません。
公共交通機関だって、常に事故を起こす可能性はあるわけです。
現に尼崎とかで大事故あったし。
車に比べれば、その可能性がとても低いというだけのこと。
何でも人のせいにして逃げる世の中ではあるけど、
何でも自己責任というわけにもいかない。
というか、人のせいばかりでもないし、自己責任ばかりでもなく、
明らかに「人のせい」といえる位置と、
明らかに「自分のせい」といえる位置との間のどこかに、
その“責任”というのが所在してるってことです。
どちらかだ、と、その両極端で考えるのは罠ということ。

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