割り箸の袋の中に、つまようじも一緒に入っていることが多い。
それで、その袋に
「つまようじ注意」
と注意書きがしてあるのだけど、
その注意を促す絵に、
つまようじが手に刺さっている様子が描かれていたりする。
とても痛そうである。
注意を喚起する効果としては抜群なのかもしれない。
それで、人は注意して箸袋を開封しようとするのかもしれない。
でも、
だったら入れるなよ!
と思うのは、私だけだろうか…。
まるで、そういう罠をはっていながら、
その罠の存在を自分からバラしているような注意書きというか。
…というか、あのつまようじは、何のために入っているのかと。
食事を済ませた後に、
歯の隙間に挟まったもの取り除くためにあるのか?
そもそも、爪楊枝というのは、
果物などを直接手でつかまず、それで刺して口へ運ぶためのものであって、
役割としては、箸のそれとほぼ同等のものであるはずなのだ。
決して、しーはーしーはーしてポイするための道具ではない。
そんなこんなで、
非常にぞんざいな扱いを受けている昨今のつまようじに哀愁を感じる…
そんな晩秋のひととき。