ブッシュケリー大統領

事実上「世界で一番おエライ人」を決める選挙がそろそろですね。
私は断言しましょう。
 アメリカ合衆国の次代大統領は、
 ケリー氏かブッシュ氏かのどちらかである!
面白くないジョークですな…。
あたりまえだろと。
まぁ、これがマクロな不確定性原理とでもいいますか。
現状、ブッシュ氏が当選する確率とケリー氏が当選する確率、
候補がその2人しかいないのだから、いずれも50%となるわけです。
つまり、11月3日に笑っているのは、
今の時点でブッシュ氏でもあり、ケリー氏でもあるのだ、
ということは確実にいえるということ。
量子力学は、ことさら、不確定性という原理があるから
モノゴトがはっきりきまらないリクツなんだといわれるわけですけど、
その確率自体は100%確実に決まるわけです。
これこそが量子力学の本質だということ。
シュレーディンガーは、
1度でも相互作用をした素粒子同士は、
その後どんなに離れてもな互いに影響を及ぼし続けるという、
いわゆる絡み合いの性質こそ量子力学そのものである、
といったそうです。
力学というのは、結局モノゴト同士の相互作用を追及する学問で、
量子力学は、特に相互作用のみを扱う力学ともいえるかと。
量子は、それ1つになっても自分同士で相互作用するという、
普通に考えたら妙な性質も持っていますから。
スリットの干渉実験ってのが有名で、
2つのスリットに光子1つを飛ばしても、その先にあるスクリーンには、
相互作用の結果である干渉縞が現れるという話。
ゆえに、量子とは波であり粒子であるのだと。
ただ、それがどんな縞なのかは、
波動関数に従って確実に決まるわけです。
つまり、
ブッシュ氏かケリー氏かのどちらかに大統領が決まる確率は、
100%なのです。
当たり前です。ええ、当たり前ですとも。
量子力学だって、全然変な話じゃなく、当たり前の話なんです。
(やっぱ、ダマされてる気がするか…)

コメント

  1. まう より:

    量子力学などのはなしを現実に使おうというところ
    面白く拝見させていただいております。
    ただ一つ気になったところが。
    > 現状、ブッシュ氏が当選する確率とケリー氏が当選する確率、
    > 候補がその2人しかいないのだから、いずれも50%となるわけです。
    これは、ブッシュさんが当選する場合と
    ケリーさんが当選する場合が
    「同様に確からしい」ときじゃないですか?
    そうでない場合は(現実しかり)やっぱり5割じゃないですよね。
    袋の中に赤玉3個、白玉5個入っていて、1個選ぶとき
    赤と白しかないから赤が選ばれる確率は50%、
    という理屈に似ていそうです。

  2. calc より:

    >スリットの干渉実験ってのが有名で、
    そうですね。手ごろな値段のところでは、
    朝永振一郎著 量子力学と私(岩波文庫)
    の中の「光子の裁判ーある日の夢」がいつ読んでも良い味出してます。
    でも、私は、女性のスカートの「スリット」が好きです。
    あっ、そんなネタじゃないですね。失礼しました(爆)。

  3. 月影 より:

    コメントありがとうございます。(^^)
    > これは、ブッシュさんが当選する場合と
    > ケリーさんが当選する場合が
    > 「同様に確からしい」ときじゃないですか?
    そうですね。ここは簡単の為にどちらも同様の確からしさ(赤1白1の場合)として考えていますけど、話の要点としては、現時点でブッシュ氏とケリー氏のどちらかが11月3日に必ず大統領になっている、ということで。
    この話と関係ないですが、今2人の支持率は結構均衡してますよね。どっちがなるのかなー。
    > 朝永振一郎著 量子力学と私(岩波文庫)
    この本は未読ですね。今度読んでみよっと。
    > でも、私は、女性のスカートの「スリット」が好きです。
    ですなー(笑)

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