春の始まり

モスバーガーで昼をとっていたら、隣の席に妙齢のご婦人が2人座った。なにやら子供の教育について語り始めたので、手にもっていた本を読むふりをすつつ、ちょっとそちらにも聞き耳をたててみる。
婦人1「〇〇さんのとこのR子ちゃん、Aクラスらしいのよ」
婦人2「やっぱりそうよねぇ」
婦人1「Aクラスでも上の方?」
婦人2「勉強させてらっしゃるものねぇ」
婦人1「熱心な親御さんみたいだし」
婦人2「R子ちゃんもTくんも、Aみたいよ」
婦人1「どんなしつけなさってるのかしら」
婦人2「えぇ」
そんな話をふぱーっと煙草吹かしながら語っておられる。このご婦人たちもおそらく母親なんでしょう。Aクラスというのは、きっと成績上位ということか、成績の良い子供が入れるクラスなんでしょう。推測するに、そのご婦人2人はママ友みたいな感じで、よその子の成績について話しているんでしょう。
まあ、どうでもいいですけどね。
季節は春。暖かくなってきました。そろそろ桜も咲き、その花びらが舞うのもあちこちで観られるようになるのでしょう。それを見て人は浮き足立つ。特に理由がなくても、その雰囲気だけで気分が高揚するのですね。花って、人間にとってはほとんど無益なものであるはずなんだけど、それを見ると気分が上がるというのは、よく考えたら不思議なもので。社会は移り変わるけど、植物は昔から変わっていない。
花を眺めながら、そんなことでもホーッと考えていたい。

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