希望率

屁理屈を書きます。根拠は私の経験。
何かをやりたいと思っても、それがなかなか実現しない、できないことの方が多い。それは、特に壮大な夢のような話でなくとも、日常において、例えば、部屋を掃除したいなぁ、なんて思っても、それが即座に実現というわけにはいかないみたいな。
まぁ、そういう能動的に実現できることもそうですが、さらに問題は、運命のようなもの、とでもいうか。意図的に操作不可能なことですよ。
例えば、車を運転していて、次の信号が丁度良く青にならないか、と思うと赤になったり、逆に、CDの入れ替えがしたいので、次の信号赤にならないか、などと思うと、青だったり。食パンにバターを塗ったやつをうっかり落とすと、バターを塗った側が下になったり。前を歩いてるお姉ちゃんが、私の行こうと思う方向にことごとく行ってしまうので、何だか私がそのお姉ちゃんをストークしてるみたいになったり。
マーフィーの法則ってありますね。失敗する可能性のあるものは、必ず失敗する。或いは失敗する可能性の方が高い、みたいなやつ。要は、多くの場合、望んだことと逆のことが実現されるわけです。望んだことが実現される率がとても低い。
私はこれを「希望率」と呼ぶ。

       (希望した現象が実現した回数)
(希望率)= ——————————–
       (該当の現象を希望した回数)

この希望率って、必ず50%以下になるのではないか。ギャンブルで勝てる確率なんか、ほぼこの希望率になってる。
あと、意図とは関係なく、実現されるとあまり好ましくない、ということが、不意に発生したりすることもある。事故や病気なんてのはその典型ですが、ベランダに干してたパンツが吹っ飛んでた、なんてことも、望む望まないの範疇外という点ではこの部類。
これを希望率に考慮してみる。

       (良好な現象が実現した回数)
(希望率)= ——————————–
        (現象の実現回数の総数)

こうなると、多分、希望率は25%以下になるんじゃないか。
このへんのバランスは、やっぱり苦痛なことが人生の大部分を占めるようになってるんだろうと。だから、望ましいことが実現されたとき、殊更嬉しいと思える。
よく見れば、希望の「希」という字は、「まれ」という字でんがな。

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