ホントに親が来た。
何をしにというわけでもないだろうが、とりあえず顔を見に来たということで。そして、恒例の早く結婚しろ催促も…。余計なお世話。
まぁ、散らかり放題だった部屋がキレイになったね。
今年は、夏が夏ではない気分。いや、気温が低いのも盆に帰れなかったことも海へも山へも出かけなかったことも、要は、一般に夏らしくないということもあるが、切実なところで休みがなかったというのがね。ほぼ出勤だった。
「本当は今が一番楽しいハズなのに…」
後輩がそんなことを云っていた。まぁ、夏のことではなく、プログラムという作業上のプロセスの話で。今は、出来たプログラムをテストする段階。つまり、初めてそれが動くのを確認する作業で、動いたときの感動というのが、仕事へのモチベーションアップにもなっていると。なるほど、そんな考え方も。しかし、お上のご都合でその期間が大幅に縮められかなりタイトな日程でそれを終わらせなければならない今の状況下で、テストは時間に追われるだけの苦痛な作業になっている。
実際このシステムが稼動するのは来年の春のはず。なのに、うちの会社的な納期は何故か9月上旬なのだ。それは何故かというと、結局お金と政治の問題。会社的に上期で請け負った仕事なので、予算は上期分で切ってある。下期にこの仕事を持ち込んでしまうと、それは予算のないカラ仕事ということで赤字になると。そのくらい書類上で帳尻あわせといてくれたら良いんじゃないのか。というか、そんな線引き現場は知ったこっちゃないし、もっと実態にあった事業計画立ててよって話でもある。
品質を求めるなら、まず必要な工数の確保。これである。当たり前。つまり、費用と期間が十分であることが必要最低条件。それゆえ最初の見積もりが重要なのだ。要員の何人かがヘボかったりお客さんがゴネたりみたいなのは不可抗力だったりもするので、そのへんもある程度見込んだ見積もりにすると尚良い。まあ、その費用をそのまま出すと入札で勝てないというのもわからんではないけども。
まあ、現実問題そこなんだろうな。仕事が取れないことには何も始まらない。だから、多少無理してでも安く提案して仕事を取る。でも、それでも程度ってもんがありますからね。2年かかる仕事を1年の見積もりで取っちゃったら、そんなもん現場が死ぬに決まってるわけで。