嗚呼 夏休み

まずい。
夏休みが危うくなってきた。客先にシステムを仮インストールしてきたら、動いたものを見て欲をかいたお客さんに要求を増やされて、納期の今月中に間に合わないような様相に。またこのパターン。
大体こういうもんなんだろうな。
仕様を決める段階でどんなに議論を重ねて決めた仕様でも、実際モノが出来上がってそれが動いてみると、さらにあれこれと要求をしたくなってくる。気持ちはわかるけど、最初からそういっていたと言い張る客もいる。そういうときのための議事録も、それを元に書いた仕様書も、そういうお客さんの前ではほぼ意味をなさない。ここにこう書いてるじゃないですかといっても、そんなこといってないで終わりである。
大抵の場合、客はシステムに関して素人だから、自分の云っている要求が開発者にとってどれだけの負担になるか分かっていない。わざとこちらを苦しめてくる客も困るが、何も分かっていない客もほとほと困る。メニューの内容を1個増やすだけで、それを実装する手間だけでなく、テスト項目が増え、レビューが入り、仕様書を書き換え、レビューが入り、やっとリリースの前段階になる。面倒くさいんですよ。そういう開発工程が不合理だということもありますが。
今年は、妹の何回忌かだから、みんなお盆に帰って来いと、母にいわれていた。しかし、この分だと帰れそうもない。

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