イングランド

W杯で“イギリス代表”というのがないことに気づく。予選敗退したのかしら、と思いきや、しっかり“イングランド”という国が出ている。“イングランド”というのは国なのか?
“The United Kingdom of Great Britain and Ireland”
直訳すると「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」というのがイギリスの正式名称。この連合王国という概念に馴染みがない。イギリス、と私たちが言っているのは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、そして北アイルランドという4王国を総称したものだそうだ(正確ではないかも?)。私は今まで、それらは日本でいうただの地方の名前だと思っていた。北海道とか、本州とか、四国、九州みたいな。そうではなく、それぞれ王国らしい。
この“UK”ができたのは、1801年のこと。それまでは“イングランド”という独立国があった。その国旗はサッカーで見ている白地に赤い十字。イギリスのユニオンジャック旗ではない。でも、UKができたら、それが一国ではないかと思うのだが。そしてサッカーの予選も、UKとしてでなく、それぞれの王国(?)単位で出場している。なんか、ズルくない?
学生のとき、私の研究室の先生はイギリスのマンチェスター大学から来てたんだけど、いつかの飲み会のとき「先生はイングランド出身でしたね」といったら、「ワタシハすこっとらんど人デス」と訂正されたのを思い出した。そういうことだったのかと、今さら。

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