酔い潰れた日

清潔好きで几帳面な人は“痔”になりやすいらしい。
石鹸などで洗うのはよくないのだそうで。洗ってたよ。洗いたくなりませんか。だって、もし手にソレがついたら石鹸で洗うでしょう。ゴシゴシ洗うよね。でも部位が変わったら、ソレがつきっぱなしで良いっておかしいでしょう。そう考えるとほら、洗いたくなるでしょう。お尻だって洗って欲しい。どっかで聞いたような。いやもう、職業柄、多少はやむを得ないとも思っていたが、しかしこのところなかなかキツイ。
結局、今日は飲みに行けなかった。
また家に着けば0時半。例の同僚には、また来週、とは云っておいたが、来週もどうなるか。こういう週末、決まって駅のホームでは酔いつぶれた人が1人2人ぐったりしている。中には絶賛リバース中の人もいる。今日も一人、大量のナニを枕にほぼ死亡状態の輩を見た。あれは、正気に戻った後、一体一人でどうするんだろうか…
という私も、実は一度、潰れてしまったことがある。
ときの上司に、初めて横浜関内のキャバクラというところへ連れて行かれた日。お姉ちゃんに両脇を固められ、あれは何の酒だかわからないけど(多分ウィスキーの何かかな)水割りをガンガンつくられ、それを進められるがままにガバガバ飲んでしまった。私の同期も一緒だったが、彼も全く同じような感じで飲まされていた。彼が飲むんだから自分もとなり、おそらくあっちも同じことを思って飲みまくってたんじゃないだろうか。負の連鎖である。
飲んでいるうちは良かったが、その後が始末に悪い。終盤はその店のトイレを30分くらい占領してしまった。私がトイレを解放すると、今度は同期の彼が入れ替わりで同じ状態に。ただ、出た私もすぐヤバくなり、でもトイレには彼がいて入れないものだから、フラフラと店を出てどこかで粗相しまったような気がする。気がする、というのは、そのへんから記憶が曖昧だからだ。その後どこをどう彷徨ったかもう全く覚えていない。
気づけば夜中の2時。一人で関内の川べりを歩いていた。
その後は大変である。真夜中で電車もバスも当然ない。しかも冬場だったのでめちゃくちゃ寒い。家は横浜ではあるが、関内から歩いて帰るには距離が相当ある。酔いはある程度覚めてはいたものの、まだちょっと気持ち悪い。何とか駅のタクシー乗り場にたどり着いて、タクシーで帰宅したのだけど、お金を持ってなかった。クレジットカードはあったが、当時まだカード支払いできるタクシーというのは少なく、乗ったタクシーもカードは使えなかった。後日現金書留で送るということで話がついて、運ちゃんには私の名刺を渡した。しかし、名刺には職場の連絡先しか書かれていないわけで、当然催促の電話も職場にかかってきたよね。あれは焦った。電話を取り次いだ人には「悪徳勧誘かなー」みたいに誤魔化したけど、正当な請求でした。悪いのは私です。はい。
ああいうことは、勉強代に1回やれば十分。
でも繰り返す人が多い。学習しないのかな。飲み始めたら後のことはもうどうでも良くなるのか。

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