5月15日

今日は沖縄が日本に返還された日である。
ちょうど30年前の今日、それが日本の領土、沖縄県として復帰した。では、それまではどこだったかというと、今もそこに巨大な基地を構えるアメリカだった。
ところで、沖縄は日本に復帰して良かったのかどうか。
それは実際の沖縄県民に聞いてみないとわからないが、そこに住んでいるのが日本人である以上は、日本に復帰すべきであったはずだ。沖縄が沖縄となる以前、そこは琉球王国という、1つの独立国であったらしい。それが日本に帰属したのは明治5年(1872年)のことで、当時の政府によって琉球藩が設置され、後に沖縄県となる。以来、沖縄は日本の領土になる。
ところで、例の中国の日本総領事館での事件。あのニュースを伝える中で、筑紫哲也氏は「日本も実は人権をあまり考えない国だ」と批判した。
日本は国策として、基本的に外国からの亡命を受け入れない。それは国の安定を考える限り当然の対応である。もし1人でも亡命を受け入れる前例をつくってしまったら、その後も続いて難民が押し寄せることになるだろう。ただ、人道的にその態度がどうであるかといえば、率直にいって冷酷だろう。
日本さえよければ、他の国の人はどうでも良いのか。
どうでも良いということはないが、一度誰かの亡命を許してしまうと、その後に続く人は出てくるものだ。1つ例をつくってしまうと、あとはなし崩しに同じような例が続くものだ。いつしか日本は(事実上)亡命者を受け入れる国ということになり、どんどん他国の難民が押し寄せてくることになる。何か問題が起こるのは必定である。
難しいね。

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