上京してまず「おおっ」と思ったことの一つに、JRの電車の発車ベルが何かのメロディになっていたということがある。最初これがあまり急かされてる感がないので(急かしてるわけではないのだろうけど)あまり急ごうという気にもならなかったのだが、今やすっかりあのメロディが流れると早足になったりする。順応とは恐ろしい。
今日、出かけようと外に出たら、扉の前に不信なオヤジが。
「何ですか」
「あ、お届けものです」
そういって、手にはビール券。何がお届けものだ!お前、新聞屋だろ。で、そのままつかまってしまって、数分口説かれる。もう新聞は取らないと決めているのでいらない、と断ると、契約だけでもしてよ、と、ワケのわからぬことを云う。契約したら、新聞取る、ということじゃないのか。
「契約だけで、後でこちらでボツにしておくから」
何だそりゃ。あれか。ノルマみたいなもんがあるってことか
「あの、急ぐので」
といって振り切ると、
「また来るから、お願いしますね」
だって。
新聞の勧誘って、どうして皆ああなんだろう。何というか、ちゃんとしたセールスをする人を見たことがない。新聞を読む意味を説いたり、読んだらこんな知識が身につくとか、こういう特集が見どころとか、そういう新聞を売る精神がないというか。とりあえずビール券とか洗剤とかモノで釣ったり、宅配や検針を装ったり、ひどいのは、玄関先にまとめてた古紙をみるやそれを回収しますよといって家の外に放置して帰るみたいな勧誘員もいた(以前の日記参照)。おとといきやがれ。
今日は靴を買ってきた。
これで滑らなくてすむか。と、普段気にしてなかったのに、自分の財布を見ると、それがかなりボロボロなのに気づく。ああ、財布も買うべきなのか。考えてみれば、これも学生の頃から使ってる財布だ。あと、自動車税の納税通知書が来ていた。4万円。うんぎゃあ。てことで、財布は、しばらくこのままで…