ネット世界

自分が絶対正しいと思っている奴のいっていることは、大抵の場合間違っているか、あまり有意義なものではない。なぜなら、それが間違っていると認められる客観性を最初から放棄しているから、或いは見失っているからだ。かといって、自分の主張が、自分で正しい、或いは真実だと思えないような主張もまた意味がない。そう主張するからには、それを正しいと考える自信、確信が必要だからだ。
要は、人の言うことも聞く用意をしておけと、そういうことかなと。全然人の話を聞かないで我が道を行く奴というのは、大体トンデモや電波の類なんであって、そんなのは古い固定観念を信じる宗教と一緒。
だから、自分の思う主張をするのは結構で、それが正しいはずだと思うこともまた結構なんです。一方で、ちゃんと人の意見も聞きなさい、と。自分は正しいと思っていることが、他人から見たら間違いに見えることはある。そういう指摘を鉄のように跳ね返すのでは会話が成り立たない。
その逆もある。
人の出す意見に反論ばっかりするの。云いたいことの芯より、その周辺の綻びを引っ張り出してこねくる奴。楽しいのかなぁ。
ネットになると、とたんに人格変わる人がいる、といわれるけど、実際は、ネット上の人格の方が本性だと思うな。人の目を気にせず、匿名で、顔を隠してとる行動。それは、社会で被っている仮面が取り去られた真のその人の人格ではないか。
…と、昨今のネットコミュニティを見ていて思った。

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