春眠

市長選に行ってきた。
投票用紙をもらって書く段階になって、はたと、あ、誰に投票するか決めてなかったと気づく。目の前に4人の名前が並んでいる。全員無所属。まぁ推薦というのはあるのだが。別に今の市政に不満はないが、変えてみたいという気もするような… ええいっ!
目が覚めたら午後2時だった。
寝すぎだ。頭が痛い。カーテンを開けると、桜の花びらが舞っている。はて、この近くに桜の木はなかったと思うが。ベランダから身を乗り出してみると、アパートの裏手に数本あった。なんと、あんなところで。
桜は英語で cherry blossom という。さくらんぼの木である。しかし、大抵の人は、さくらんぼか桜の木になっているところを見たことがないだろう。よく見るとなっているのだろうが目立たない。実際、さくらんぼ用の桜の木というのは果実が大きくなるように改良されたものである。
小学生の頃、その「さくらんぼの木」を栽培して小さなさくらんぼを収穫したことがある。それは、桜の木というより、イチジクかグミの木のような、か細い感じの木だった。それでも桜の花は咲いて、その後ちゃんと実がなった。
最近の子供たちは、どれだけ“本物”を見たり触ったりしているのだろうか。みんな教科書や写真などの知識で、実際にそれがどんなものか経験しないことが多いんじゃないか。カブトムシに電池入れようとするとかいうのは、そういうことなんじゃないかな。

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