「RED DWARF」みてたら「肛門にできた悪性ポリープ呼ばわり」という表現が唐突に出てきて笑ってしまった。何そのセンス。あれが英国人の発想か。
アメリカ人やイギリス人(英語圏の人?)はものを何かに喩えて表現するのが好きらしい。語彙の少なさをそういう表現でカバーしているのかも。テロのことを「真珠湾」といったりする。真珠湾とは、もちろん日本の真珠湾奇襲のこと。筑紫哲也は「日本が掃いて捨てようとしている過去をみんなそうは簡単に忘れてはくれない」みたいなことを言っていたが、アメリカ人は日本がどうとかいうよりも、一番印象に残っている事件を喩えの対象として、そういう一つの言葉として使っているのだろうと思う。
パールハーバーとは、イコール、卑劣な奇襲、蔑むべき行為、という言葉。もちろん、実際のパールハーバーにそのような意味はなく、特定の文脈の中で使われて限定的な意味になる。
英語圏の人が話すジョークというのは、日本人には突拍子もなくてウケる。侮蔑の言葉も、それが蔑んでいるんだかどうだか日本人には分からない。「ニワトリ」とか「○○の穴」といわれてもなぁ。ニワトリや○○に失礼じゃないか。あと「馬鹿」とは何だ?馬や鹿に失礼じゃないか。
要は、文化や価値観の違いということなんだろう。だから誤解もいっぱい。ジョークのつもりがマジに受け取られて喧嘩したり。
例えばだ、馬に向かって必死な形相で話し掛けている人がいたら、どう対応するだろうか。まさか、馬と人を間違えるわけもあるまい。日本人なら頭おかしい人とスルーしそうなところを、アメリカ人は「そいつは馬だ」と教えてくれるノリがあったりする。