契約書

朝、あまりの寒さに電気ストーブをつけた。しばらく布団をかぶって、ストーブの前でほくほく…
今日は朝から品川だったので、少し早めに家を出る。そして駅まで道のり20分の半分くらいまできたところで、あれ、ストーブ電源切ったっけな、と不安になった。はっきりと切った記憶はないが、無意識に切ったのかもしれない… うーむ、引き返そうか、しかし、今引き返すと、遅刻確実。不安を抱えつつ、そのまま品川へ行くことに。
もう今日はずっとそのことが気になっていた。打ち合わせで議論しつつも、頭の中は電気ストーブ。ああ、燃えてやしないだろうか。
実は、私は学生の頃、その電気ストーブをつけっ放しで学校へ出かけたことがある。もちろん切り忘れたのである。そのとき、運良く(?)私の部屋に転がり込んできていた友人のSがいて、その朝はすっかり熟睡していたので、そのままにして出かけたのであった。帰ったら、そのSに「尻が熱かった」といわれた。結局、Sが加熱されて起きて電源を切ってくれたのであった。高性能サーモスタット。いや、冗談抜きに彼がいなかったら火事になっていたところだった。
そんなこともあり、どうもストーブが気になってしょうがない。で、今日は早めに切り上げて駆け戻ってきた。どうやら無事だった。ストーブは消えていた。不安症なのかな… カバンを何度も開けたりはしないが。
郵便受けに新しい部屋の契約書が入っていた。開けてみた。申し受け金XX万円!!!ぎょぇ~!!こりゃ引越し代とか考えると、ボーナスそっくり使っても足が出るかも。こいつは大規模な衝動買いである…

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