彼岸花

最近はネットでも住宅情報の検索が出来るのである。場所はここ、条件はこうと、条件付で検索できて便利なのだが、なかなかこれというのが見つからない。やはり実際に現地へ出かけて探すのが一番なのだろう。明日は晴れるらしいし、散歩がてら出かけてみよう。
しかし、一段と涼しくなった。ますます秋である。暑さ寒さも彼岸まで、とは、よくいったものである。明日はちょうど秋分の日。駐車場の出口に朱色の彼岸花(曼珠沙華)が咲いていた。秋の日差しに映えるその朱色がとても妖艶だ。実際、あの球根には毒性があるのである。
子供の頃、彼岸に家族で墓参りをしていたとき、私が彼岸花を摘もうと素手でその花に手をかけようとしたら、婆さんに「手がかぶれる」と制止されたことがあった。今殺生はいかん、ということもあったろうけど、あの茎を折ると、白い汁が出てきたのを思い出して、あれに毒があるのか、と思った。
これで金木犀の香りがし始めたら秋も深く、やがて冬が訪れる。

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